『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』映画レビュー 更新日:2016年7月22日 公開日:2016年7月21日 ドラマ映画レビュー(感想)/映画評論 スティーヴン・スピルバーグ監督の『プライベート・ライアン』が監督賞に輝いた1998年、「第71回アカデミー賞授賞式」でその事件は起きた。 それまでタブーとされていたユダヤ人問題に初めて切込んだ『紳士協定』や、アメ […] 続きを読む
『死霊館 エンフィールド事件』映画レビュー 公開日:2016年7月9日 映画レビュー(感想)/映画評論 ワンショットの流麗なシーンに唖然 後半はアクション多め、恐怖少なめ『ワイルド・スピード SKY MISSION』もいいけれど、ジェームズ・ワン監督作品なら、ホラーが一番見たい。『死霊館』シリーズの前作、『アナベル 死霊館 […] 続きを読む
『日本で一番悪い奴ら』映画レビュー 公開日:2016年6月30日 映画レビュー(感想)/映画評論邦画 『凶悪』でセンセーショナルなデビューを飾った白石和彌監督の、第二作にしてまたしても力作。北海道警の刑事になった柔道青年が、点数を稼ぐため破天荒な“悪党”に転落していく姿を描く。現在、最も注目される俳優のひとり、綾野剛が二 […] 続きを読む
『不思議惑星キン・ザ・ザ』映画レビュー 更新日:2016年6月23日 公開日:2016年6月22日 映画レビュー(感想)/映画評論 クーーーーーーーーーーーーッ! 謎の脱力SFがデジタル・リマスターで帰ってきます。 妻に頼まれ夕飯の買い物に街へ出た建築技師ウラジーミル・マシコフに、「あの人が変なことを言っています」と音大生のゲデバンが助けを求めてき […] 続きを読む
『ブルックリン』映画レビュー 更新日:2016年6月23日 公開日:2016年6月21日 映画レビュー(感想)/映画評論 2009年に発表された同名の小説の映画化です。小説が評判になって、イギリスの権威ある書籍賞ブッカー・プライズの候補にもなったほどの作品です。 かねてから期待が高く、映画化された本作はサンダンス映画祭で話題になり、続いてア […] 続きを読む
『エクス・マキナ』映画レビュー 公開日:2016年6月15日 SF映画レビュー(感想)/映画評論 ある日、大手IT企業で働く男が社長宅に招待を受ける。男は、人っこ一人いない広大な山岳地帯を社のヘリコプターで移動中、操縦士に尋ねる。「まだ遠いの?」。操縦士いわく、「もう2時間も前から社長宅の敷地だよ」。ヘリコプターを […] 続きを読む
『サウスポー』映画レビュー 更新日:2024年10月30日 公開日:2016年6月2日 映画レビュー(感想)/映画評論 戦うのは自分のためではない。愛に心がわしづかみされる号泣映画 最近のジェイク・ギレンホールの活躍には目を見張るものがある。派手な超大作に出演して話題になるのではなく、良い作品を地道に探して出演しているのがわかる。『サウス […] 続きを読む
『海よりもまだ深く』映画レビュー 更新日:2016年6月3日 公開日:2016年6月2日 映画レビュー(感想)/映画評論 作家の発想は似てしまうのか、似た設定の主人公に続けて会うことがある。先に試写室で観た『海すずめ』(大森研一監督、7月公開)のヒロイン(武田梨奈)は小説家デビューしたもののそのあとが続かない“一発屋”。故郷に帰って奮起す […] 続きを読む
『デッドプール』映画レビュー 更新日:2016年6月16日 公開日:2016年5月31日 映画レビュー(感想)/映画評論 しゃべり過ぎでお茶目だけど、デッドプールはつい応援したくなるヒーローだ ヒーローは、静かでシリアスで常に正しい。そんなありきたりのイメージを、ニューヒーローがぶち壊す。やり過ぎ、突っ込みすぎ、しゃべり過ぎ、戦いのシーンも […] 続きを読む
『64-ロクヨン-』映画レビュー 公開日:2016年5月25日 映画レビュー(感想)/映画評論 2016年の日本映画界は、ホラー、スリラー、犯罪映画の秀作がしのぎを削りそうだ。悲惨な少女誘拐殺人事件とともに、県警内部の人間模様をじっくり描く『64-ロクヨン-』は、その豪華キャストが目を引く一番の話題作。しかもよく […] 続きを読む