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「映画レビュー(感想)/映画評論」の記事一覧

『ハルビン』映画レビュー 思いがけないラストの余韻

スケール感のある歴史的事件を描いた映画には大味なイメージがある。ところが、映画『ハルビン』は、格調の高さときめ細やかさが抜群。1909年のリアリティ感も一気に観客を引き込む。アクションサスペンスにも強度があって気が抜けな […]

『愛されなくても別に』映画レビュー 解放はかすかな光のように差し込んでくる

映画「愛されなくても別に」は、タイトルにインパクトがあって惹きつけられた。投げやりで寂しげなイメージ。ところが実際は投げやりでも寂しげでもない。背筋がスッと伸びる映画だ。タイトルが心になじむことで、不幸にがんじがらめにさ […]

『この夏の星を見る』映画レビュー 地上と空が交差する若きクリエーターのまばゆい映画

『この夏の星を見る』には、新しい感性がある。奇抜ではないし気負いもないけれど、映像やストーリーの進め方に新鮮な躍動感がみなぎっている。伸びやかでスムース。優しさもある。登場人物の鮮やかさと活気も飛び抜けている。映画自体が […]

『F1®/エフワン』映画レビュー ブラッド・ピットの代表作登場

映画『F1®/エフワン』10倍楽しむポイントとは? 解説・あらすじ ブラッド・ピットにはどんな代表作があるのだろうか。素晴らしい出演作品は数多くあるけれど、「これが一番」だと決定づける作品は思い浮かばない。ブラッド・ピッ […]

『プロット殺人計画者』映画レビュー 流麗な犯罪デザインで事故を装う

誰がどう見ても事故にしか見えない事象。それは緻密に計画され実行されたものだった。事故に見せかけるための計画と実行を手がけるのはプロフェッショナルな4人のチーム。計画実行者のグループを率いるのはヨンイル(カン・ドンウォン) […]

『中山教頭の人生テスト』映画レビュー 等身大の成長日記

学校、家庭、仕事。あたりまえの生活をじっくり描いた映画に惹かれる。『中山教頭の人生テスト』はそういう映画だった。奥行きと丁寧さが格別だ。山梨県の小学校を舞台にし、中山教頭(渋川清彦)と触れ合う人々の日々が描かれる。大人と […]

『秘顔-ひがん-』映画レビュー エレガントな没入感

「秘顔-ひがん-」には強い没入感がある。韓国映画のジャンルの幅広さと品質の素晴らしさには定評があるけれど、「秘顔-ひがん-」は18禁ミステリー/サスペンスのジャンルにおいて満足度の高い作品だ。 ソンジン(ソン・スンホン) […]

『罪人たち』映画レビュー 気高さと泥臭さをあわせ持つオールジャンル映画は次元を超えて飛ぶ

気持ちを高揚させる映画。最初から最後まで一瞬残らず目を釘付けにする映画。『罪人たち』はそんな映画だ。主演は双子の二役を演じるマイケル・B・ジョーダン。監督はライアン・クーグラー。マイケル・B・ジョーダンとは『ブラックパン […]

『青春ゲシュタルト崩壊』映画レビュー 愛らしく微笑ましく自分と向き合う

映画『青春ゲシュタルト崩壊』は、愛らしくて微笑ましい映画だ。最初からそうだったわけではないけれど。主人公に降り掛かってくるのは厳しい現実。冒頭で流れるセリフはこうだ。「学校は魚でいっぱいの水槽に見える。魚の餌は人の噂や悪 […]