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「映画レビュー(感想)/映画評論」の記事一覧

『満ち足りた家族』映画レビュー 衝撃的な心理ダイブを見せる直球映画

ラストで衝撃のあまり、そのまま脱力してしまって動けなくなるほどの映画に出会うことはないだろうか。それは滅多にないことだけど。『満ち足りた家族』はそういう映画だ。 韓国映画には変化球が多いイメージがある。ところが『満ち足り […]

『敵』映画レビュー 秩序とカオスの荒波を行く

映画『敵』のラストショットは、驚きと納得の両方が心の中でせめぎあい。滅多にない残り香を残す。 『敵』は、2024年に行われた第37回東京国際映画祭でグランプリを含め3部門を受賞し、「第18回アジア・フィルム・アワード」で […]

『FPU ~若き勇者たち~』映画レビュー 中国発!ワン・イーボー主演 ハンパない熱さで描く国連平和維持警察隊の苦闘

味のあるラストシーンは、映画の実力を決定づける。『FPU ~若き勇者たち~』のラストは、まさに映画のクオリティをグイっと押し上げている。 最近の中国映画の質の躍進に気づいているだろうか。エンターテイメント映画は公開される […]

『ホワイトバード はじまりのワンダー』映画レビュー 心を支える白い鳥

『ホワイトバード はじまりのワンダー』は、日々を支える幸福感を見つける方法を教えてくれる。幸福感は、小さい物事の中にあって、小さければ小さいほどいい。なぜなら小さいものはどこにでもあるから。それに気づけば、幸福に遭遇する […]

『クラブ・ゼロ』映画レビュー スリルとユーモア、自己鍛錬

『クラブ・ゼロ』の表面は、透明感のあるモダニズムデザインに包まれている。襲ってくるのは、スリルと危険と自己鍛錬。そしてユーモア。 中心人物のミス・ノヴァクを演じているのは、ミア・ワシコウスカ。ミア・ワシコウスカというと、 […]

『海の沈黙』映画レビュー 絶対的な美の追求がもたらす運命

アートを題材にした映画は、触れることで日常世界に美の一滴をもたらす。『海の沈黙』は、絶対的な美を追求する主人公の姿を描いた映画だ。 物語は、美術品の贋作の発見から始まる。贋作とされた絵画は、人の心をつかむ力強さを持ってい […]

『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』映画レビュー 怒りへの新しい対処法とは

怒りはそのままにしてはおけない。だからみんな怒りの対処法を考える。『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』の場合、怒りの対処法は、「モラルある詐欺」。 『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』の主人公熊沢二郎 […]

『バーン・クルア 凶愛の家 』絶品タイ発ホラー 3段構えの魅力

アジア映画が熱い。日本映画も繊細さを生かした新境地開拓が著しい。中国映画の品質、韓国映画の円熟度はご存じの通り。他のアジア映画も高レベル映画の劇場公開や配信が増えてきている。 タイ映画では、愛らしさに溢れた『ふたごのユー […]

『チネチッタで会いましょう』映画レビュー 笑える、元気になれる、くせ者監督の映画製作コメディ

あなたは、イタリア映画の監督に詳しい方だろうか? 私の場合,それほど詳しくはない。だから先日開かれた東京国際映画祭で、イタリア人ジャーナリストに「好きなイタリア人監督は誰?」と聞いてみた。答えは、「ナンニ・モラッティ」。 […]

『対外秘』映画レビュー 先頭を走る韓国サスペンスに酔いしれる

心臓を波打たせ、ゾクゾクさせるサスペンスだったら、韓国映画はトップを走っている。『対外秘』は、中でも一級品だ。時は1995年。盧泰愚(ノテウ)大統領時代。釜山開発と議員選挙とシークレット文書が題材。それだけ見ると、ちょっ […]