『先生と迷い猫』映画レビュー 公開日:2015年10月2日 映画レビュー(感想)/映画評論 十年前の冬の長崎市。稲佐山で野良猫を見かけて手を差し伸べたら、そのうちの一匹が夫の背に飛び乗り、そのままうずくまった。暖を取ろうとしたのか、甘え上手だった。片方の前足が白い茶トラの子猫で、写真に収めたらのこのこついてき […] 続きを読む
『ヴィンセントが教えてくれたこと』映画レビュー 公開日:2015年9月3日 映画レビュー(感想)/映画評論 ちょい悪オヤジと ひ弱な小学生の年の差バリバリ・バディムービーに爆笑・感動! 公開直後、全米4館スタートから口コミで2500館に拡大したこと。ゴールデングローブ賞にノミネートされ『バードマン……』『グランド・ブダペスト・ […] 続きを読む
『あの日のように抱きしめて』映画レビュー 公開日:2015年8月27日 映画レビュー(感想)/映画評論 誰か好きな相手がいる場合、その相手に顔や体つきやしぐさの似た人を見ると自然に眼で追うようになる。あ、違うと思った瞬間、好きな相手への想いが強くなる。ひどくさびしくなる。恋する者はそれくらい相手に囚われている。 声楽家 […] 続きを読む
『チャンス商会 ~初恋を探して~』映画レビュー 公開日:2015年8月24日 映画レビュー(感想)/映画評論 筆者の家の近くに高齢の客が多いカラオケスナックがあります。そこで、連れ合いを亡くしたおじいさん、おばあさんたちの恋模様を何度か目撃しています。 恋愛に歳は関係ないのだと感じた場面……という内輪話は置いておいて、本作は70 […] 続きを読む
『この国の空』映画レビュー 公開日:2015年8月11日 映画レビュー(感想)/映画評論 見終えて少し時間がたつと、ヒロインの二階堂ふみ、その母役の工藤夕貴、その姉役の富田靖子が三人姉妹のように感じられてくる。わたしの中で、工藤夕貴と富田靖子の若き日の印象が強いせいだろう。隣家の男(長谷川博己)に惹かれるヒ […] 続きを読む
『ミニオンズ』映画レビュー 公開日:2015年7月30日 映画レビュー(感想)/映画評論 究極のなごみキャラであり、ゆるキャラのミニオンズが大活躍する映画なら、たとえ嫌なことがあったとしても、一瞬にして笑顔にしてくれるだろう。涼しい映画館の大画面で、ミニオンズのアドベンチャーを楽しめるとは、なんとも極楽な夏休 […] 続きを読む
『リアル鬼ごっこ』映画レビュー 公開日:2015年7月7日 映画レビュー(感想)/映画評論 ※(内容を知りたくない人は読まないでください) 登場人物が血潮に染まる映画をたくさん観ていると、血の発色具合で映画の緊張感に差が出ることがわかる。血は乾くとどす黒くなるのに、いつまでもイチゴジャムカラーだと恐怖感もサス […] 続きを読む
『アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン』映画レビュー 公開日:2015年7月4日 映画レビュー(感想)/映画評論 『アベンジャーズ』シリーズには、万華鏡のような魅力がある。どの観点から見ても、期待を十分に満たしてくれる要素が詰まっている。アクションの迫力、ストーリー、チームプレー、一人ひとりの個人の魅力。そしてマーベル・シネマティッ […] 続きを読む
『海街diary』 映画レビュー 更新日:2019年1月1日 公開日:2015年6月27日 映画レビュー(感想)/映画評論 わたし自身も周囲もわりあい粗雑な女が多いから、繊細な女らしさというものを信じてはいないが、この映画を観るとそういうものがあるかもしれないと思う。スクリーンに見入っていると、光とともに清涼な風が吹いてきて心が洗われる。 […] 続きを読む
駆込み女と駆出し男 映画レビュー 更新日:2024年10月12日 公開日:2015年5月19日 映画レビュー(感想)/映画評論 その人気と実力ゆえだろうが、大泉洋にはさまざまなジャンルの作品から要請があり、彼は機嫌よく加わり、相応の成果を上げる。だが個人的には「なにもこういう役柄を選ばずとも」と思うことがないではなく、ポスターを前に躊躇すること […] 続きを読む