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著者:writers

『梟ーフクロウー』映画レビュー 密度濃くサスペンスが張り巡らされた韓国歴史ミステリー

歴史に残された謎を紐解いていく、あるいは、大胆な仮説を披露する歴史ミステリー映画ほど、ワクワクさせられるものはない。映画『梟ーフクロウー』は、歴史ミステリージャンルの映画として、後世に残る作品になるのではないかと思う。 […]

『落下の解剖学』映画レビュー 節度と品で描くミステリーの繊細な深度

『落下の解剖学』は、自宅の居間で、若い学生のインタビューを受けるベストセラー作家、サンドラの描写から、スタートする。サンドラを演じるサンドラ・ヒュラーに目に釘付けだ。一般的な美人ではないし、若くもない。けれど、表情の豊か […]

『コヴェナント/約束の救出』映画レビュー ガイ・リッチー印の上位互換 スリルと美学とスタイルに注目

アクションやエンタメ作品で、スタイリッシュ人気作品を生み出すガイ・リッチー監督が、初めて手掛けた社会派ドラマが、『コヴェナント/約束の救出』だ。アフガニスタンの紛争地域を舞台に、命がけで誓約を守る。ちなみに、コヴェナント […]

『犯罪都市 NO WAY OUT』映画レビュー シリーズものの安心感と韓国暗黒アクションの到達点

最強の素手を持つ刑事、マ・ソクト(マ・ドンソク)の痛快アクションが3度目の登場。モンスターレベルのバトルシーンは健在。今回は新種薬物を追って、マ・ソクトは、新たな二方面の敵と三つ巴の闘いを挑む。 『犯罪都市』シリーズは、 […]

『ボーはおそれている』映画レビュー 一筋縄ではいかない究極の映画体験

『ボーはおそれている』は、見ごたえのある映画だ。一筋縄ではいかない。けれど、この映画体験の豊かさは、過激そのもの。映画を何本も一度に見たような気になる。アリ・アスター監督の意図と表現は、どのように自分に作用してくるのか、 […]

『ダム・マネー ウォール街を狙え!』映画レビュー

『ダム・マネー ウォール街を狙え!』は、無謀な戦いに挑む人々を描いたエキサイティングな映画だ。どのように無謀かって? その答えは、そのまま『ダム・マネー ウォール街を狙え!』というタイトルに含まれている。ダム・マネー と […]

『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』映画レビュー 気軽に見れるホラーだが、奥の深淵が怖い

廃墟に見える古いピザ屋の警備室。警備員が機械仕掛けのぬいぐるみに追いかけられる。死の危険は目前だ。『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』は、こうして始まる。同名人気ゲームの映画化。機械仕掛けのぬいぐるみの可愛いらしさ […]

『夜明けのすべて』映画レビュー 映画の底力を示す新たな目線の獲得

映画には、人を変える力がある。それを胸に刻印してくれたのが、映画『夜明けのすべて』だ。 夜明けのすべては、恋人映画ではない。家族映画でもない。職場の人間関係が描かれたパートがほとんどだ。とはいえ、恋人映画や家族映画の部分 […]

『コット、はじまりの夏』映画レビュー 胸キュンノックアウトシーン連続の忘れがたい夏

胸キュンは、恋愛テーマの物語だけのものではない。9歳の少女、コット(キャリー・クロウリー)のひと夏を描いた映画、『コット、はじまりの夏』には胸キュンポイントが散りばめられている。 1981年、アイルランドの田舎町。農場に […]