映画『聖なるイチジクの種』 更新日:2025年2月11日 公開日:2025年2月8日 映画レビュー(感想)/映画評論 あらためて手持ちの『悪は存在せず』(2020年)を自宅で見直しました。 4話オムニバス形式でイランにおける死刑制度の是非を問い、 イランでは上映禁止処分を受けたものの、 第70回ベルリン国際映画祭で金熊賞(作品賞)に輝い […] 続きを読む
『誰よりもつよく抱きしめて』映画レビュー 忘れていたものを思い出す 公開日:2025年2月8日 映画レビュー(感想)/映画評論 『誰よりもつよく抱きしめて』は、新堂冬樹原作の純愛小説の映画化。胸キュンポイントも盛りだくさん。けれど私としては中心となる書店員の桐本月菜(久保史緒里)のたくましさと強さに、背筋が伸びる思いがした。 月菜は、恋愛映画のヒ […] 続きを読む
『ヒプノシス レコードジャケットの美学』 公開日:2025年2月6日 映画レビュー(感想)/映画評論 1968年、ストーム・トーガソンとオーブリー・パウエルが共同で創立した イギリスのデザイン・アート集団「ヒプノシス」は、 ケンブリッジでピンク・フロイドのメンバーと出会い、 ジャケットやツアーポスターの制作を開始。 後に […] 続きを読む
『映画を愛する君へ』映画レビュー 解説 映画がもっと好きになる 公開日:2025年2月4日 映画レビュー(感想)/映画評論 『映画を愛する君へ』解説 『映画を愛する君へ』とは フランスの名匠アルノー・デプレシャン監督が、映画の引用、インタビューやドキュメンタリー、そしてフィクションで描く映画賛歌。アルノー・デプレシャンは、1960年生まれ。フ […] 続きを読む
『Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり』映画レビュー 人は変われるのか 更新日:2025年2月8日 公開日:2025年2月4日 映画レビュー(感想)/映画評論 マレーシア映画には特別なイメージがある。南国の空気感、豊かな人間観、死生観に余裕を感じる。今は亡きヤスミン・アフマド監督の『タレンタイム~優しい歌』から受けた印象が強かった。 『Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふ […] 続きを読む
『野生の島のロズ』 公開日:2025年2月4日 映画レビュー(感想)/映画評論 さきの東京国際映画祭で前売り券が瞬く間に売り切れとなった話題作。 『ドラえもん のび太と鉄人兵団』(1986年)、 『アイアン・ジャイアント』(1999年)同様、 大人の観客にもしっかりと響く傑作ロボット映画でもある。 […] 続きを読む
『BLUE FIGHT 蒼き若者たちのブレイキングダウン』解説・あらすじ 映画レビュー 夢を叶えるより大事なこと 公開日:2025年1月31日 映画レビュー(感想)/映画評論映画作品情報 BLUE FIGHT 蒼き若者たちのブレイキングダウン 解説・あらすじ BLUE FIGHT 蒼き若者たちのブレイキングダウンとは ブレイキングダウンとは、熱い盛り上がりを見せる“1 分間で最強を決める”格闘技イベント。 […] 続きを読む
『嗤う蟲』映画レビュー 田舎スリラー発展形 公開日:2025年1月29日 映画レビュー(感想)/映画評論 田舎スリラーはおもしろい。ヒッチコックの『サイコ』はその代表格。ジョーダン・ピールの『ゲット・アウト』もそうだ。都会を離れた田舎でスリリングな事件に巻き込まれる。 田舎スリラーのおもしろさの理由は単純。そこは見知らぬ土地 […] 続きを読む
『満ち足りた家族』映画レビュー 衝撃的な心理ダイブを見せる直球映画 公開日:2025年1月16日 映画レビュー(感想)/映画評論 ラストで衝撃のあまり、そのまま脱力してしまって動けなくなるほどの映画に出会うことはないだろうか。それは滅多にないことだけど。『満ち足りた家族』はそういう映画だ。 韓国映画には変化球が多いイメージがある。ところが『満ち足り […] 続きを読む
『敵』映画レビュー 秩序とカオスの荒波を行く 更新日:2025年1月17日 公開日:2025年1月16日 映画レビュー(感想)/映画評論 映画『敵』のラストショットは、驚きと納得の両方が心の中でせめぎあい。滅多にない残り香を残す。 『敵』は、2024年に行われた第37回東京国際映画祭でグランプリを含め3部門を受賞し、「第18回アジア・フィルム・アワード」で […] 続きを読む