『セプテンバー5』映画レビュー 仕事人たちの無双の動きに目が離せない 公開日:2025年2月13日 映画レビュー(感想)/映画評論 『セプテンバー5』は、最上クラスの仕事人映画だ。仕事をしていく上での適切な動き、対応力のエネルギーがハンパない。1972年、西ドイツ(当時)ミュンヘンオリンピックで起きた事件の様子を全世界へテレビ生放送していく。スタッフ […] 続きを読む
『聖なるイチジクの種』映画レビュー イラン映画の凄みを見よ 更新日:2025年2月14日 公開日:2025年2月13日 映画レビュー(感想)/映画評論 イラン映画の魅力は、レベルの高さだ。ストーリーに演技、撮影術に芸術性。有名どころで言えば、映画評論家の淀川長治さんが高く評価した『桜桃の味』で有名なアッバス・キアロスタミ監督作品。私が最近うなった映画はアスガル・ファルハ […] 続きを読む
『愛を耕すひと』映画レビュー 秩序VSカオス マッツ・ミケルセンの円熟度が極まっている 更新日:2025年4月4日 公開日:2025年2月13日 映画レビュー(感想)/映画評論 マッツ・ミケルセンは、今必ず観なくてはならない俳優だ。円熟度は今が旬。と思いつつ、マッツ・ミケルセンは、今までずっと旬だったし、これからもずっとそうなのだろう。 マッツ・ミケルセンの繊細な演技とスター性を堪能するには、『 […] 続きを読む
『セプテンバー5』レビュー 公開日:2025年2月13日 映画レビュー(感想)/映画評論 毎回のように日本人選手のメダルラッシュに沸くオリンピック。 その長い歴史の中で今なおオリンピック史上最悪の事件として語られる、 1972年9月5日、ドイツのミュンヘンオリンピック開催中に起きた、 パレスチナ武装組織による […] 続きを読む
『コメント部隊』映画レビュー その陰謀論はリアルなのか?脳内アップデートの柔軟性はあるか 更新日:2025年2月13日 公開日:2025年2月12日 映画レビュー(感想)/映画評論 陰謀論とレッテル張りされていたものが、あとから事実だと確認される状況が続出している。最近では米国際開発局(USAID)が世界的に注目され、今まで陰謀論にしか思えなかった状況を明らかにしている。 しかし、それは陰謀論だとい […] 続きを読む
映画『聖なるイチジクの種』 更新日:2025年2月11日 公開日:2025年2月8日 映画レビュー(感想)/映画評論 あらためて手持ちの『悪は存在せず』(2020年)を自宅で見直しました。 4話オムニバス形式でイランにおける死刑制度の是非を問い、 イランでは上映禁止処分を受けたものの、 第70回ベルリン国際映画祭で金熊賞(作品賞)に輝い […] 続きを読む
『誰よりもつよく抱きしめて』映画レビュー 忘れていたものを思い出す 公開日:2025年2月8日 映画レビュー(感想)/映画評論 『誰よりもつよく抱きしめて』は、新堂冬樹原作の純愛小説の映画化。胸キュンポイントも盛りだくさん。けれど私としては中心となる書店員の桐本月菜(久保史緒里)のたくましさと強さに、背筋が伸びる思いがした。 月菜は、恋愛映画のヒ […] 続きを読む
『ヒプノシス レコードジャケットの美学』 公開日:2025年2月6日 映画レビュー(感想)/映画評論 1968年、ストーム・トーガソンとオーブリー・パウエルが共同で創立した イギリスのデザイン・アート集団「ヒプノシス」は、 ケンブリッジでピンク・フロイドのメンバーと出会い、 ジャケットやツアーポスターの制作を開始。 後に […] 続きを読む
『映画を愛する君へ』映画レビュー 解説 映画がもっと好きになる 公開日:2025年2月4日 映画レビュー(感想)/映画評論 『映画を愛する君へ』解説 『映画を愛する君へ』とは フランスの名匠アルノー・デプレシャン監督が、映画の引用、インタビューやドキュメンタリー、そしてフィクションで描く映画賛歌。アルノー・デプレシャンは、1960年生まれ。フ […] 続きを読む
『Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり』映画レビュー 人は変われるのか 更新日:2025年2月8日 公開日:2025年2月4日 映画レビュー(感想)/映画評論 マレーシア映画には特別なイメージがある。南国の空気感、豊かな人間観、死生観に余裕を感じる。今は亡きヤスミン・アフマド監督の『タレンタイム~優しい歌』から受けた印象が強かった。 『Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふ […] 続きを読む