『マインクラフト/ザ・ムービー』解説 あらすじ 映画レビュー 愛嬌と冒険の組み合わせが心をつかむ

『マインクラフト/ザ・ムービー』解説・あらすじ

『マインクラフト/ザ・ムービー』解説

『マインクラフト/ザ・ムービー』とは


北欧発の世界的人気ゲーム「マインクラフト」が実写映画化。2014年に「世界で最も売れたインディーズゲーム」としてギネス世界記録に認定され、2023年には世界売上本数が3億本を突破した。マイクラワールドを完全再現。“異世界転送ファンタジー”

世界的ゲーム マインクラフトとは


009年に誕生し、2011年に正式発売されて以来、瞬く間に世界を席巻。大人から子供まで世界中で絶大なる人気を誇る、“マインクラフト”(通称:マイクラ)。ワールドと呼ばれる3Dブロックで構成されたバーチャル空間の中で、3Dブロックを集めながら自分の好きなように動き、自分の好きなようにものづくりや冒険が楽しめるゲーム。

『マインクラフト/ザ・ムービー』のキャラクター


スティーブ(ジャック・ブラック)退屈な毎日を送る採掘マニアだったがマイクラワールドに転送された、ぼっちサバイバー
ギャレット(ジェイソン・モモア) 80年代のゲームチャンピオン
ナタリー(エマ・マイヤーズ)  ヘンリーのしっかり者の姉 
ヘンリー(セバスチャン・ハンセン) 発明家を夢見る少年
ドーン(ダニエル・ブルックス) ナタリーとヘンリーを見守る移動動物園長

『マインクラフト/ザ・ムービー』あらすじ

謎のキューブの力で、すべてが四角形でできた異世界に転送されてしまった非リア充な4人。ギャレット、ナタリー&ヘンリー姉弟、ドーン。そこはイメージしたものを何でも創り出せる不思議な世界だった。先住転送民のスティーブが現れて色々教えてくれるなか、四角いモンスター達が次々と迫り来る。

『マインクラフト/ザ・ムービー』映画レビュー 愛嬌と冒険の組み合わせが心をつかむ


『マインクラフト/ザ・ムービー』は、国際的人気ゲームの実写映画化であり、異世界転送映画。ゲームをしたことがない人でも楽しめる映画だ。

ジャック・ブラック見参映画としても注目。ジャック・ブラックといえば、”インパクト”を美学にまで高めた存在感で人気。最近では、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』 「ジュマンジ」シリーズなど。彼が演じているのは、サバイバーのスティーブ。採掘マニアだったおかげで、マイクラワールドに転送されてしまった。
ャック・ブラックをしのぐ勢いで参戦してくるのが、『アクアマン 』シリーズのジェイソン・モモア。重厚な筋肉質の外見と裏腹に軽めのコメディセンスが映画を引き締めている。

その他の出演者、エマ・マイヤーズ(「ウェンズデー」)、ダニエル・ブルックス(『カラーパープル』)ジェニファー・クーリッジ(『プロミシング・ヤング・ウーマン』「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」)、セバスチャン・ハンセン(『黒い司法 0%からの奇跡』)の役割分担のわかりやすさも特徴の一つだ。

『マインクラフト/ザ・ムービー』は、人気ゲームの映画化にもかかわらず、コンパクトで見やすい展開がいい。わかりやすい世界観への導き方もスムースでリズムカル。パズルが上手くはまったような作り方だ。

ちょっと見るだけで元気と憧れが押し寄せてくるような愛嬌と冒険の個性は好感が持てる。監督は、『ナポレオン・ダイナマイト』、『ナチョ・リブレ 覆面の神様』のジャレッド・ヘス。どちらの作品も、オフビート満載が特徴。その特徴は、『マインクラフト/ザ・ムービー』でも健在。

(オライカート昌子)

マインクラフト/ザ・ムービー
(原題:A MINECRAFT MOVIE)
4月25日(金)全国公開 2D/3D/4D/Dolby Cinema(R)/ScreenX/IMAX(R) 字幕版・日本語吹替版
配給:ワーナー・ブラザース映画
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キャスト:ジェイソン・モモア(「アクアマン」シリーズ、『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』)ジャック・ブラック(『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』 「ジュマンジ」シリーズ)、エマ・マイヤーズ(「ウェンズデー」)、ダニエル・ブルックス(『カラーパープル』)ジェニファー・クーリッジ(『プロミシング・ヤング・ウーマン』「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」)、セバスチャン・ハンセン(『黒い司法 0%からの奇跡』)
監督:ジャレッド・ヘス(『ナポレオン・ダイナマイト』、『ナチョ・リブレ 覆面の神様』)