映画『ビーキーパー』を10倍楽しむための注目ポイント とは?あらすじ・作品情報

映画『ビーキーパー』とは

養蜂家(養蜂家)の男が、フィッシング詐欺で被害を受けた隣人のリベンジのため、入り組んだ構造を持つ悪と戦う、ジェイソン・ステイサム主演のアクション映画。監督はデビッド・エアー。デビッド・エアー監督は海兵隊出身監督。リアルで硬派なアクション映画で評判が高い。『ビーキーパー』は、大ヒットを記録した。

映画『ビーキーパー』の見どころ

1,養蜂家(ビーキーパー)の職業が鍵。

度肝を抜かれるのが、今やアクションスターアイコンと化したジェイソン・ステイサム演じる男、アダム・クレイの職業だ。それが映画の大きなカギを握る。映画『ビーキーパー』を見た人は、今後はミツバチを見る目が変わるかもしれない。

2,ジェイソン・ステイサムのアクション

序盤は、ほとんど銃器を使わない。頭脳と戦闘を知り尽くした熟練の技で敵を倒していく。方法が独創的だ。素手のアクションも多く、ジェイソン・ステイサムの美技にも見飽きない。

3,硬派の魅力と皮肉とシンプル。デビッド・エアー監督の独特のスタイル


デビッド・エアー監督ば、『トレーニング・デイ』の脚本をはじめ、監督作品では、『エンド・オブ・ウォッチ』、『フューリー』、『スーサイド・スクワッド』などがある。どちらかと言えば、硬派なアクションに定評があるが、『ビーキーパー』では、女性、男性FBIコンビが見せるコミカルなバディテイストが小粋さを演出。硬派なだけでないバランスが見どころだ。

4 ジョシュ・ハッチャーソン、ジェレミー・アイアンズ等、豪華なアンサンブルキャスト

注目したいのは、若き実業家デレク・ダンフォース演じるジョシュ・ハッチャーソン。子役時代から、「ザスーラ」「テラビシアにかける橋」「センター・オブ・ジ・アース」など、そして「ハンガー・ゲーム」シリーズ、など超大作にも出演、最近でも『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』での演技が忘れがたい。『ビーキーパー』では、ラストまで見れば、なぜジョシュ・ハッチャーソンでなければならなかったのか、納得の演技を見せてくれる。

デレクの世話役を務める元 CIA 長官ウォレス・ウエストワイルドを演じるのは、レジェンド級の俳優、ジェレミー・アイアンズ。映画の格と質を引き締める役割を重厚勝つ優雅に担う。

さらに、隣人の娘でFBI捜査官のヴェローナ・パーカー(エミー・レイヴァー=ランプマン)とその相棒の役割。皮肉でコミカルな味を加味すると同時に、ビーキーパーを追いつめていく役目も映画のスリルを増大させていく。

クレイが最初に復讐の標的とする「ユナイテッド・データ・グループ」では、チームリーダーのガーネット(デヴィッド・ウィッツ)の存在感が映画のテイストを憎々しく、にぎやかに飾っている。

5,練り上げられた脚本の魅力


『ビーキーパー』は、脚本を担当したカート・ウィマーの実体験が元になっているという。しかもこれは、今現在も行われている普通の人をターゲットにした犯罪だ。脚本は、真実味と怒り。それを見事に構造化している脚本の構造は綿密で、ラストの衝撃に至るまでの階段状に連なる敵と主人公とFBIの攻防戦は練り上げられた様式が見事。クレイが発する最後のセリフは、重さと真実味が感じられる。ちなみに脚本家
カート・ウィマーは、過去には『リベリオン』『ソルト』などを担当している。

ビーキーパーあらすじ

のどかな風景が広がるアメリカの片田舎。アダム・クレイはそこで隣人の納屋で平和に養蜂を営んでいた。だがそれは、彼の唯一の友人である女性が、卑劣な詐欺に引っかかって残酷な運命にさらされるまでのことだった。

アダム・クレイは、誰も思いもしない鍛え上げた戦闘力を用い、悪の組織を探し出し、それがユナイテッド・データ・グループというコールセンターであることをつかみ、襲撃を実行。だが犯罪組織は氷山の一角の過ぎなかった。その広がりと衝撃度にアダムは立ち向かっていく。

一方、隣人の娘、ヴェローナは当初、クレイを敵扱いしてしまうが、彼が無実なことを知る。母の自宅すら火事で失い、相棒とともに独自の捜査を始め、クレイを追う。クレイ対悪の組織、さらにヴェローナたちのFBI。三つ巴の戦いがスタートする。

ビーキーパー
監督:デヴィッド・エアー 脚本:カート・ウィマー
出演:ジェイソン・ステイサム、ジョシュ・ハッチャーソン、ジェレミー・アイアンズ
2024|アメリカ・イギリス|105 分|シネスコ|5.1ch|英題:THE BEEKEEPER|字幕翻訳:平井かおり
配給:クロックワークス|映倫:PG-12
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