『デシベル』映画レビュー 選択を許さない生と死の狭間の非情な運命 更新日:2023年11月12日 公開日:2023年11月11日 映画レビュー(感想)/映画評論 韓国映画の巨大スケールで描くダイナミックな映画の世界は、拡大して止まらない。『新感染 ファイナル・エクスプレス』シリーズは、高速鉄道を舞台にして、ゾンビ映画の新たな世界を作った。『白頭山(ペクトゥサン)大噴火』では火山噴 […] 続きを読む
『理想郷』映画レビュー 更新日:2024年5月21日 公開日:2023年11月3日 映画レビュー(感想)/映画評論 これぞ映画の理想像!あらゆる感情がスクリーンから滲み出す 『理想郷』は、映画の最大の理想を実現している映画だ。人が持つあらゆる感情を刺激するという点で。人間の最高の部分、最低の部分を余すことなく描き出し、喜び、悲嘆、勇気 […] 続きを読む
『愛にイナズマ』映画レビュー 定形外の魅力がほとばしる 公開日:2023年10月27日 映画レビュー(感想)/映画評論 『愛にイナズマ』は、見ている側が絶句するセリフがどんどん繰り出される。分厚い情報量、緊張と本気が伝わる練り上げられたシーン。色彩、勢い、曲がりくねり、ジャンプアップするストーリー。面白さの絶対量も抜群だ。 主人公の折村花 […] 続きを読む
『こいびとのみつけかた』映画レビュー 愛らしく心温まる近所の散歩 更新日:2023年10月27日 公開日:2023年10月26日 映画レビュー(感想)/映画評論 『こいびとのみつけかた』を見て、映画について新たな考えが浮かんだ。映画というのは、旅に出て、帰ってくることなのだろうか。 映画の最初と最後は、違う場所にいる。場所が同じ場合があっても、精神的には、一つの旅を終えている。落 […] 続きを読む
『オペレーション・フォーチュン』映画レビュー ジェイソン・ステイサムがチーム戦に挑む!本質を突いたスパイ・コメディ 更新日:2023年10月26日 公開日:2023年10月21日 映画レビュー(感想)/映画評論 『オペレーション・フォーチュン』は、ガイ・リッチー監督の本格派スパイ映画。主演にジェイソン・ステイサム。彼が演じるのは、繊細かつ、ゴージャスなスパイ、オーソン・フォーチュン。ジェイソン・ステイサムと言えば、野性味とシリア […] 続きを読む
『ロスト・キング 500年越しの運命』映画レビュー 時空を超えて歴史ミステリーの世界へ誘う 更新日:2024年10月14日 公開日:2023年10月9日 映画レビュー(感想)/映画評論 謎を追う歴史ミステリーには、ワクワクさせられる。『ロスト・キング 500年越しの運命』は、それだけではない。不遇だったシングルマザーの大逆転人生の実話が、魅力的だ。 500年間行方不明だった英国王リチャード3世の遺骨を掘 […] 続きを読む
『ハント』映画レビュー 更新日:2024年8月24日 公開日:2023年9月30日 映画レビュー(感想)/映画評論 歴史の暗雲を見据える意思が暴力の波を超える 血みどろの1980年代。それは、韓国の場合だ。日本がバブルの時代を謳歌していたころ、韓国では、全斗煥[チョンドゥファン]大統領が独裁的な統治を行っていたため、国民は苦しみ、反対 […] 続きを読む
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』映画レビュー アクション革命の至福 更新日:2023年9月22日 公開日:2023年9月21日 映画レビュー(感想)/映画評論 期待した映画が期待通りだったら驚かない。期待外れということもよくある。それが、期待の何倍もの質で襲いかかってきたら、その衝撃の波に浸りきるしかない。『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は、まさにそんな映画だ。 作り手側は […] 続きを読む
『ダンサー イン Paris』孤独・情熱そして生きる意欲;人間の深みを描く 公開日:2023年9月20日 映画レビュー(感想)/映画評論 フランス人バレエダンサーのすらりと伸びた美しい肢体が映し出されると、一瞬で気圧される。「パリ・オペラ座」の舞台で重要な役を演じるエリーズ(マリオン・バルボー)は特に際立っており、開幕前、恋人と思しきダンサーと軽くキスな […] 続きを読む
『ダンサー イン Paris』映画レビュー ダンスと料理が人生の喜びを倍加する 公開日:2023年9月16日 映画レビュー(感想)/映画評論 『ダンサー イン Paris』は、『スパニッシュ・アパートメント』などで知られるフランスの映画監督、セドリック・クラピッシュによる、ダンサーが挫折を通して新たな人生を発見していく作品。 『ダンサー イン Paris』のエ […] 続きを読む