『MOTHER マザー』映画レビュー 公開日:2014年10月9日 映画レビュー(感想)/映画評論邦画 その名を口にしただけで、何かまがまがしいものが背後に忍び寄る恐怖漫画の大作家、楳図かずお。わたしは「へび少女」が特に忘れられないが、その楳図がついに映画監督デビューを果たした。どんなテーマを取り上げたかといえば“母親” […] 続きを読む
『猿の惑星:新世紀(ライジング)』映画レビュー 更新日:2024年10月14日 公開日:2014年9月19日 映画レビュー(感想)/映画評論 破滅と絶望に満ちたディストピア映画は、今までにも、これでもかというほど作られている。成功作も多いし、見ごたえのある作品も少なくないのはご存知のとおりだ。それを見たい私たちの、悲惨な世界を疑似体験したい気分には、いくつか理 […] 続きを読む
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』映画レビュー 更新日:2014年9月19日 公開日:2014年9月18日 映画レビュー(感想)/映画評論 おおらかなレトロ感がたまらない、全米年間ぶっちぎりナンバーワンのヒーロー映画 映画界で2014年を振り返るとき、全米では間違いなく『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の年であり、主演のクリス・プラットの年だったといわれ […] 続きを読む
『ジャージー・ボーイズ』映画レビュー 更新日:2014年9月19日 公開日:2014年9月17日 映画レビュー(感想)/映画評論 「まだ駆け出しの頃、街灯の下で4人して俺たちだけのハーモニーを作った。あの時、ほかのことは消え失せて音楽だけがあった。最高の瞬間だ」 誰もが聞いた事のある楽曲「シェリー」「君の瞳に恋してる」で一世を風靡した伝説的ロック& […] 続きを読む
『LUCY/ルーシー』映画レビュー その2 更新日:2014年9月19日 公開日:2014年8月28日 映画レビュー(感想)/映画評論 リュック・ベッソン監督の新作映画、『LUCY/ルーシー』は、荒唐無稽の極みを追求したエンターテイメント作品に見えるかもしれない。一人の平凡だけど抜群の美貌を備えた女性、ルーシーが、脳細胞へのアクセス能力を得ることで次第に […] 続きを読む
イントゥ・ザ・ストーム 映画レビュー 更新日:2014年9月19日 公開日:2014年8月23日 映画レビュー(感想)/映画評論 最近は日本だけでなく世界中で異常気象らしい。アメリカでも竜巻の被害は格段に増えているようだ。その恐ろしさをpov映像(手持ちカメラなどを使った主観映像)で描いているのが、『イントゥ・ザ・ストーム 』だ。 竜巻に可能な限り […] 続きを読む
『LUCY/ルーシー』映画レビュー 更新日:2014年8月28日 公開日:2014年8月22日 映画レビュー(感想)/映画評論 いつのころからか、人間は脳を10パーセントしか使っていないという、ひどく気をそそる説が巷間に流れている。これは俗説だそうだが、さすがというべきか、リュック・ベッソンは堂々とその説にのっとって一本作り上げた。スカーレット […] 続きを読む
『喰女-クイメ-』映画レビュー 公開日:2014年8月12日 映画レビュー(感想)/映画評論 人の髪や爪は、身体の一部でいるうちは美しさの象徴にすらなるのに、いったん身体から離れてしまうとなぜか気味悪いものに変わる。身体が欠け続けていく心象に結びつくからだろうか。身体から流れ出た大量の血液となると、死そのもの […] 続きを読む
『トランセンデンス』映画レビュー 公開日:2014年7月2日 映画レビュー(感想)/映画評論 いったん科学技術に頼ってしまったからには、リスクを承知で前進し続けるしかない。わたしはかなりアナクロな人間だが、世の中はそういうものだと思う。第一、人間には好奇心というものが備わっているので、もしコンピュータに人間の脳 […] 続きを読む
『六月燈の三姉妹』映画レビュー 公開日:2014年6月10日 映画レビュー(感想)/映画評論 上映が終わり、座席からゆっくり立ち上がったら「あなたも鹿児島の人?」と見知らぬおじさんに声を掛けられた。「いえ、ただの映画好きです」と答えたが、「鹿児島好きです」と返せばよかったとあとで思った。平日のせいか観客は少な […] 続きを読む