『超時空英雄伝エイリアノイド PART1:神剣激突』解説・映画レビュー  ひとつひとつのシーンに面白さを詰め込む力技

超時空英雄伝エイリアノイド PART1:神剣激突 解説

超時空英雄伝エイリアノイド PART1:神剣激突とは


630 年前の高麗末期と 2022 年の現代を舞台に、人間、アンドロイド、道士、仙人、そして外星人の運命が交錯する壮大なスケールの超時空エンターテインメント。高麗末期の神剣を巡る争奪戦と、外星人の囚人を地球で監視するアンドロイド、ガードの任務が、時空を超えて交錯。

超時空英雄伝エイリアノイド PART1:神剣激突 監督・キャスト

監督は『10 人の泥棒たち』『暗殺』で観客動員 1000 万人を記録した、韓国映画界を代表するヒットメーカー、チェ・ドンフン。彼のもとに、リュ・ジュンヨル、キム・ウビン、キム・テリをはじめ、ソ・ジソブ、ヨム・ジョンア、チョ・ウジン、イ・ハニら、屈指の実力派キャストが集結した。

『超時空英雄伝エイリアノイド PART1:神剣激突』映画レビュー ひとつひとつのシーンに面白さを詰め込む力技


韓国映画を一本だけ選ぶとしたら、多くの人が選ぶのは『パラサイト 半地下の家族』 だろうか。わたしの場合は、『10人の泥棒たち(2013)』だった。世界に1つしかない幻のダイヤモンド「太陽の涙」を求める泥棒チームが絶体絶命の危機を乗り越えていく。心をつかんで離さない映画だった。

『超時空英雄伝エイリアノイド』は、『10人の泥棒たち』のチェ・ドンフン監督の新作であり、久しぶりの韓国映画超大作だ。内容は、時空を超えたタイムスリップ・宇宙SF・都市部パニック・時代劇・アクション・コメディ等、数多くのジャンルをPART1、PART2の中に集約させ、前代未聞のスケールで描かれている。

PART1、PART2で描かれている映画といえば、2017年公開の『神と共に』がある。『神と共に』と比べると、『超時空英雄伝エイリアノイド』はジャンル融合の度合いが強い。シンプルな映画が特に好きな人以外なら、このめくるめくようなジャンルが溶け合う神業レベル映画を試してほしい。

1391年の高麗末期。人間の脳に閉じ込めたエイリアン囚人の脱獄を防ぐ異星人アンドロイド、ガードとその補佐役サンダーは、脱獄囚との戦いのさなかにいた。そこで一人の赤ん坊が泣いていた。ガードは人間にはかかわらないのを信条としていたが、赤ん坊を哀れに思ったサンダーが秘密裏に2022年に連れてきてしまう。そこから物語はスタートする。

話は入り組んでいて、時代は行ったり来たりする。ただし流れに沿って豪快なリズムに身を任せれば、話に置いてけぼりになることはない。一つ一つのシーンにおもしろさを詰め込む技はさすがとしか言いようがない。スケール感と戦いの凄まじさに興奮が止まらない。『超時空英雄伝エイリアノイド PART1:神剣激突』は、一つの謎が解けたところで終わる。韓国では二年越しの公開だったが、今回はすぐにPART2:終局決戦をみることができる。

(オライカート昌子)

超時空英雄伝エイリアノイド PART1:神剣激突
PART1:神剣激突 2026 年 2 月 13 日(金)
PART2:終局決戦 2026 年 2 月 27 日(金)
二部作連続ロードショー
監督:チェ・ドンフン
出演:リュ・ジュンヨル、キム・ウビン、キム・テリ、ソ・ジソブ、
ヨム・ジョンア、チョ・ウジン、キム・ウィソン、イ・ハニ
韓国|カラー|シネマスコープ|5.1ch|韓国語|日本語字幕:朴澤蓉子|映倫:G
[PART1] 2022 年|142 分|原題:외계+인 1 부
配給:クロックワークス
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