映画『1980 僕たちの光州事件』レビュー 幸せから渦のただなかへ。コントラストの落差に衝撃 更新日:2025年4月8日 公開日:2025年4月5日 映画レビュー(感想)/映画評論 近年の韓国映画では、実話にフィクションを織り込み、娯楽の快楽を追求する映画ジャンルが発達している。『1980 僕たちの光州事件』は、『ソウルの春(24)』の5か月後、『タクシー運転手 約束は海を越えて(18)』と同じ時代 […] 続きを読む
映画『HERE 時を越えて』レビュー ロバート・ゼメキス監督映画は時代を飛翔する 公開日:2025年4月5日 映画レビュー(感想)/映画評論 ロバート・ゼメキス監督の映画には、挑戦的な心意気を感じる。冒険心と技術の追求。作る映画には、温かさがあり後味もいい。 『HERE 時を越えて』は、リチャード・マグワイアの傑作グラフィックノベル「HERE ヒア」が原作。ロ […] 続きを読む
『FEMME フェム』映画レビュー 究極の先行き予測不可能映画 更新日:2025年4月6日 公開日:2025年4月2日 映画レビュー(感想)/映画評論 映画『FEMME フェム』は、予測不可能なラブスリラーだ。もともとは、2021年に英国アカデミー賞にノミネートされた短編映画。同じ監督のサム・H・フリーマン&ン・チュンピンによって長編映画『FEMME フェム』となった。 […] 続きを読む
『エミリア・ペレス』映画レビュー 自分を変え周囲を変え世界を変える 更新日:2025年3月30日 公開日:2025年3月28日 映画レビュー(感想)/映画評論 人生を変えたい、まるごと取り替えたい。人生をリセットしたい人は日本でも60%もいるという。映画『エミリア・ペレス』は「人生をまるごと取り替えた」人物の物語だ。エンターテイメントとしても極上。ミュージカルシーンも挟まれ、ア […] 続きを読む
『ベイビーガール』映画レビュー 自分を理解し相手を理解するには 更新日:2025年3月29日 公開日:2025年3月28日 映画レビュー(感想)/映画評論 『ベイビーガール』は10年前なら作られなかった映画だと思う。この10年間でスタジオA24が台頭し、刺激的でスタイリッシュな映画が増えた。そして映画業界での女性の地位向上。以前なら女性監督の映画というだけで特別な目で見られ […] 続きを読む
『デーヴァラ』解説 あらすじ 映画レビュー さすがのダンスとアクションと瞳 更新日:2025年4月8日 公開日:2025年3月27日 映画レビュー(感想)/映画評論 『デーヴァラ』解説・あらすじ 『デーヴァラ』解説 映画『デーヴァラ』とは 『RRR』の歴史的大ヒットで日本でもブレイクを果たしたトリウッド(テルグ語映画界)のスーパースター、“タラク”ことN.T.ラーマ・ラオ・Jr.(N […] 続きを読む
『ミッキー17』解説 あらすじ 注目ポイント 映画レビュー 更新日:2025年3月28日 公開日:2025年3月27日 映画レビュー(感想)/映画評論映画作品情報特集 『ミッキー17』解説・あらすじ ミッキー17とは 2019年にカンヌとアカデミー賞を共に制覇した「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督の受賞後初となる映画が『ミッキー17』。『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』、 […] 続きを読む
映画『エミリア・ペレス』 公開日:2025年3月27日 映画レビュー(感想)/映画評論 『エミリア・ペレス』の注目度を語るには、 昨年のカンヌ映画祭コンペティション作品を振り返るのが一番だ。 「THE APPRENTICE」(原題) アリ・アッバシ監督 悪名高きトランプ大統領を育てたロイ・コーンを描く問題作 […] 続きを読む
『ベイビーガール』レビュー 公開日:2025年3月27日 映画レビュー(感想)/映画評論 まずは『ベイビーガール』の監督のご紹介。 ハリナ・ライン(監督/脚本/プロデューサー) 1975年、オランダ生まれ。 ヴィジョナリー(幻想的)な監督、プロデューサー、俳優、脚本家であり、 限界を押し広げる破壊的で挑発的な […] 続きを読む
『教皇選挙』映画レビュー 華麗さと軽やかさの調和 更新日:2025年3月21日 公開日:2025年3月20日 映画レビュー(感想)/映画評論 映画『教皇選挙』に感嘆したのは、軽やかさだ。描かれるのは、バチカン、カトリックの総本山、教皇庁の最大のイベント。次期教皇を選ぶ選挙コンクラーベだ。システィーナ礼拝堂などの華麗な建築の様式美と、衣装の鮮やかな赤。映画『教皇 […] 続きを読む