『ラスト・ブレス』映画レビュー セリフの中の生きる極意 更新日:2025年10月1日 公開日:2025年9月26日 映画レビュー(感想)/映画評論 『ラスト・ブレス』は、タイムリミット要素もある極限サバイバルスリラーであり、実話の映画化。実話でしかありえないラストの衝撃がある。フィクションでは決して描くことのできない、実話の凄さには驚くほかない。 『ラスト・ブレス』 […] 続きを読む
『君の声を聴かせて』映画レビュー 爽やかでいてグッとくる 公開日:2025年9月26日 映画レビュー(感想)/映画評論 韓国だけど韓国ではない。『君の声を聴かせて』は台湾映画『聴説』のリメイク、さわやかな風が吹き抜けるような作風は、一時期の台湾の青春映画そのものだ。まず中心となる、ヨンジュン(ホン・ギョン)、ヨルム(ノ・ユンソ)、ヨルムの […] 続きを読む
『テレビの中に入りたい』にどっぷり浸かる 公開日:2025年9月26日 映画レビュー(感想)/映画評論 監督のジェーン・シェーンブルンは制作秘話をこう話す。 「スピルバーグの『A.I.』(2001)を繰り返し見続けました。 リドリー・スコットの『ブレードランナー』(1982)も何度も見ました。 とても鮮やかで豊かに強調され […] 続きを読む
『宝島』映画レビュー 圧倒的体験ムービー 更新日:2025年9月25日 公開日:2025年9月19日 映画レビュー(感想)/映画評論 映画『宝島』は、圧倒的な映像とストーリーで見せるエポック的な映画だ。とてつもない熱気と、悲しみ。シーンを輝かせる祝祭感。淡い恋もある青春映画でもあり、消えた英雄にまつわる真相を追求するミステリー要素が軸。これほど多面的に […] 続きを読む
『ブラックドック』映画レビュー インパクトと奥深さ 更新日:2025年9月22日 公開日:2025年9月19日 映画レビュー(感想)/映画評論 映画『ブラックドック』の最初のシークエンスには、類を見ないインパクトがあった。映画のテーマと物語の奥深さを強烈に意識させてくれる。 ある罪で収監されていたラン(エディ・ポン)は、模範囚として早期の仮釈放を勝ち取り、ゴビ砂 […] 続きを読む
『劇場版スマーフ/おどるキノコ村の時空大冒険(パラレルアドベンチャー)』映画レビュー 楽しさを追求するハッピーワールド 更新日:2025年9月22日 公開日:2025年9月18日 映画レビュー(感想)/映画評論 昔、スマーフショップで働いたことがある。都内の恵比寿と渋谷の中間ぐらいにあって、人通りも少ない住宅街の一角。お客もほとんどいなかった。店の中には大量のスマーフが並んでいて、私の仕事は、並べ替えたり、ホコリを払うこと。オー […] 続きを読む
『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』映画レビュー 忍び寄る無常の影 更新日:2025年9月13日 公開日:2025年9月12日 映画レビュー(感想)/映画評論 家族にはいろいろある。危機に直面した家族、崩れかけた家族、それとは反対に、家族の再生の物語もある。映画の中で描かれる家族は、スーパーの棚のようにバラエティに富んでいる。 『Dear Stranger/ディア・ストレンジャ […] 続きを読む
第38回「東京国際映画祭」始動 更新日:2025年9月8日 公開日:2025年9月7日 東京国際映画祭 10月27日(月)~11月5日(水)に開催される第38回東京国際映画祭は このほどナビゲーターを瀧内公美に決定し本格始動となった。 昨年の東京グランプリを受賞した『敵』に出演した瀧内は、 「進化を重ねる東京国際映画祭は、 […] 続きを読む
『ヒックとドラゴン』映画レビュー 飛翔する新時代のテーマ 更新日:2025年9月8日 公開日:2025年9月7日 映画レビュー(感想)/映画評論 時代は変わった。映画のテーマが転換した。実写版『ヒックとドラゴン』は、それを強く感じさせる作品だ。アニメーション版『ヒックとドラゴン』の一作目は、2010年。その後二作目、三作目と作られた。今までの『ヒックとドラゴン』シ […] 続きを読む
『侵蝕』映画レビュー 後半の急展開に注目 更新日:2025年9月6日 公開日:2025年9月5日 映画レビュー(感想)/映画評論 韓国発のサスペンス・スリラー『侵蝕』は、見る人の立場によって感想が変わる作品だと思う。どんな作品もそうだけど、『侵蝕』は特にその違いが大きいようだ。子どもがいない人にとっては、一般的なサスペンスに思えるかもしれないが、子 […] 続きを読む