映画『アーティスト』レビュー 更新日:2012年4月7日 公開日:2012年2月22日 映画レビュー(感想)/映画評論 監督ミシェル・アザナヴィシウスが“化けた”。2006年の第19回東京国際映画祭で、彼の『OSS177 カイロ、スパイの巣窟』(DVD題『OSS177 私を愛したカフェオーレ』)が東京グランプリを受賞し、話題騒然となったと […] 続きを読む
『ピラミッド 5000年の嘘』レビュー 公開日:2012年2月22日 ドキュメンタリー映画レビュー(感想)/映画評論 エジプトの遺跡「ギザのピラミッド」についての通説を覆すドキュメンタリー。調査と研究に37年を費やし、編集に6年かけたという渾身の内容である。 「この建造物に対するあなたの知識はすべて嘘である」と挑発するかのようなキャッチ […] 続きを読む
『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』レビュー 公開日:2012年1月27日 ドキュメンタリー映画レビュー(感想)/映画評論 2009年に惜しまれながら世を去った世界的舞踊家であり振付師のピナ・バウシュと、彼女が率いたヴッパタール舞踊団に迫る3Dドキュメンタリー。監督は『ベルリン・天使の詩』のヴィム・ヴェンダース。 個人的な話だが、ピナの舞台を […] 続きを読む
『デビルズ・ダブル ある影武者の物語』レビュー(感想) 更新日:2020年12月11日 公開日:2012年1月13日 映画レビュー(感想)/映画評論 権力をかさにきた極悪ぶりは、昔だったらありふれた物語だったかもしれないが、現代社会ではそれは不可能だ。ウダイ・フセインを除けば。かつてのイラクの大統領サダム・フセインの息子なら、普通の悪人では願ってもできないことでも、な […] 続きを読む
『ヒミズ』レビュー その2 公開日:2012年1月11日 映画レビュー(感想)/映画評論邦画 演じることの歓びはいくつもあるだろうが、自分を解放してくれる監督に会えることもそのひとつだろう。染谷将太も二階堂ふみも、自分をおしころすような演技ではなく、若いエネルギーを爆発させるような陽性の演技を見せる(させられる) […] 続きを読む
『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』レビュー 更新日:2012年1月13日 公開日:2012年1月5日 ドラマ映画レビュー(感想)/映画評論 かつてのイラク大統領、サダム・フセインの息子ウダイの影武者を強いられたラティフ・ヤヒアの手記を映画化した衝撃の実話。監督は『007/ダイ・アナザー・デイ』のリー・タマホリ。『マンマ・ミーア!』で注目されたドミニク・クーパ […] 続きを読む
映画『ワイルド7』レビュー 更新日:2020年9月24日 公開日:2011年12月22日 アクション映画レビュー(感想)/映画評論邦画 のどかで心地よい邦画アクション 昭和に流行ったコミック(そしてテレビドラマ)が今頃映画化されるなんて愉快なことだ。しかも、純粋なアクション・エンターテイメントで、面白さを追求しようとする心意気が伝わってくる作品でもある。 […] 続きを読む
『メランコリア』レビュー 公開日:2011年12月21日 映画レビュー(感想)/映画評論 本年度のカンヌ映画祭にて追放騒ぎを起こしたラース・フォン・トリアーが同映画祭に出品した作品。地球滅亡へのカウントダウンと自身のうつ病を投影した、一種のSF作品である。主演のキルスティン・ダンストは本作でカンヌ映画祭最優秀 […] 続きを読む
『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』 レビュー 更新日:2011年12月26日 公開日:2011年12月16日 アクションサスペンス映画レビュー(感想)/映画評論 アニメ出身監督が織り成す一つ一つの動きの美しさに注目したい 『ミッション:インポッシブル』シリーズといえば、テレビのオリジナルシリーズより、”スター”トム・クルーズ主演映画のイメージのほうが強かった。イーサン・ハントの孤 […] 続きを読む
『ラブ・アゲイン』 レビュー 更新日:2023年9月9日 公開日:2011年11月24日 コメディドラマ映画レビュー(感想)/映画評論 男女問わず全世代が楽しめる極上ラブストーリー 『ラブ・アゲイン』の原題は『Crazy, Stupid, Love.(狂ってるおバカな愛)』。主演はコメディの大ヒット作を多数飛ばしているスティーブ・カレル。純コメディ作品と […] 続きを読む