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おすすめ映画情報や今やっている映画や映画レビューなど映画の情報を掲載しています

「映画批評」の記事一覧

『明りを灯す人』レビュー

自然に恵まれた茫洋たる大地に陽光が燦々と降り注ぎ、どこまでも高く澄み切った青空は、なだらかな丘の稜線をくっきりと際立たせる。そんな牧歌的な山間の村を吹き抜ける風は、“明り屋さん”の手作りの風車を軽やかに回し、その音は谷間 […]

『ミケランジェロの暗号』 レビュー

ユダヤ人美術商一家が所持するミケランジェロの絵画をめぐる、ナチス・ドイツと一家の息子の壮絶な攻防戦を描いたサスペンスドラマ。『ヒットラーの贋札』のスタッフが再び結集し、『es[エス]』や『ソウル・キッチン』のモーリッツ・ […]

『ツリー・オブ・ライフ』 レビュー

映画には純粋に楽しい時間をすごせるものもあるし、考えさせられるものもある。そして映画でしか体験できない、稀有で濃密な時間をすごさせてくれるものもある。伝説の巨匠監督、テレンス・マリックの新作映画『ツリー・オブ・ライフ』は […]

『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』 レビュー

トランスフォーマーを見るときわくわくしてしまうのは、子供のころおもちゃで遊んだ記憶が刺激されるからだと思う。同様におもちゃの世界を描いた映画にトイ・ストーリーもある。トイ・ストーリーがおもちゃ自体を主人公に描いているのに […]

『ハウスメイド』 レビュー

 市原悦子主演のテレビドラマ『家政婦は見た!』が人気を博したのは、庶民の覗き趣味にぴったり合ったからだ。映画好きもまた覗き趣味の持ち主であることに間違いはなく、この『ハウスメイド』も、そういう好き者に向けて丹念に作られた […]

『サンザシの樹の下で』レビュー

 チャン・ツィイー主演の『初恋のきた道』(2000)は、多くの男性映画ファンを魅了した。それを同業の女性が鋭く分析した。「可愛い娘が弁当持って(男のもとへ)走るのだもの、男はいちころよ」。たしかに、この娘が不器量なら “ […]

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 レビュー(感想)

『ハリー・ポッター』シリーズは、完結編にして大傑作シリーズと姿を変えた 原作の小説もそうだと思うが、映画も、『ハリー・ポッター』シリーズには熱狂的なファンがいる反面、そこまでではない、見てもいいけどそこまで傑作なのだろう […]

ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える レビュー(感想)

『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』の前作、『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』は、R指定コメディとしては史上空前の大ヒット作。コメディ作品でそれ以上のヒットとなったのは、『ホーム・ア […]

127時間 レビュー(感想)

ダニー・ボイル監督は色彩とスタイリッシュさで究極の体験に誘う 127時間を見れば、濃厚な時間を過ごせるのは確かだ。映画の舞台のどこまでも壮観な岩が転がっている光景は、奥地まで旅行しないとたどり着けない辺境。 そんな場所を […]

トゥルー・グリット  レビュー/批評

(真実味のある西部がリアルな迫力を持つ王道的娯楽作 かつてはドル箱だったにしろ、勧善懲悪、決闘、孤独なガンマンといった古臭いイメージがあった西部劇(ウェスタン映画)が、新たなコンセプトで蘇り始めているのではないか。そんな […]