『さよならはスローボールで』映画レビュー 特別な一日を味わい尽くす 更新日:2025年10月19日 公開日:2025年10月17日 映画レビュー(感想)/映画評論 いろいろな一日がある。のほほんとした一日、せわしない一日。特別な一日。特別な一日は結婚式や誕生日のようなもの。『さよならはスローボールで』は、そのような特別な一日を描いている。特別な球場での特別な試合。胸が一杯になるよう […] 続きを読む
『死霊館 最後の儀式』映画レビュー 悪しきものを打ち砕く意思 更新日:2025年10月20日 公開日:2025年10月17日 映画レビュー(感想)/映画評論 『死霊館 最後の儀式』は『死霊館』ユニバースの完結編。『死霊館』シリーズは、実在の心霊研究家・エド&ロレイン・ウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソン、ベラ・ファーミガ)の華麗な実録ホラーだ。今回はジェームズ・ワ […] 続きを読む
『種まく旅人~醪のささやき~』映画レビュー 味わう喜びの強調 更新日:2025年10月15日 公開日:2025年10月11日 映画レビュー(感想)/映画評論 日本に住んでいても、誇るべき日本について知らないことは多い。各地の名産品、それを造るためのこだわり、そこから広がる世界や取り巻く人々について、もっと知りたいと思ったのなら、映画『種まく旅人』シリーズを見るのはどうだろうか […] 続きを読む
『ヒポクラテスの盲点』映画レビュー 知性への挑戦 更新日:2025年10月15日 公開日:2025年10月11日 映画レビュー(感想)/映画評論 ヒポクラテスの盲点は、大西隼監督のドキュメンタリー。国が推奨し、新型コロナに対する”救世主”と喧伝されたワクチンを取り巻く状況を多面的かつ科学的に描き出す。知性を駆使した適切さと誠実さと真摯さには心底驚かされた。 最近で […] 続きを読む
『ブライアン・エプスタイン 世界最高のバンドを育てた男』映画レビュー 天才を育てた天才の生き様 更新日:2025年10月1日 公開日:2025年9月30日 映画レビュー(感想)/映画評論 ゴッホは、生前に1枚しか絵を売ることができなかった、そんな彼が、世界的に評価され、有名な画家として認知されるためには、ゴッホの弟テオの妻ヨーの力が必要だった。ゴッホが世を去った半年後にテオは亡くなり、残されたヨーは、あら […] 続きを読む
『テレビの中に入りたい』映画レビュー 危険な思い出を刺激する 更新日:2025年10月1日 公開日:2025年9月30日 映画レビュー(感想)/映画評論 おしゃれでミステリアス。ときに混乱、少し危険な香り。ちょっと哲学的。今までにない刺激。それをエンターテイメントとしても成立させるのはA24製作映画のお家芸だ。映画『テレビの中に入りたい』はそのテイストが濃厚だ。 1990 […] 続きを読む
『レッド・ツェッペリン:ビカミング』映画レビュー 気品ある若さと老いの二重奏 更新日:2025年10月10日 公開日:2025年9月27日 映画レビュー(感想)/映画評論 『レッド・ツェッペリン:ビカミング』は、あなたが今までレッド・ツェッペリンをあまり知らなかったとしても、ぜひ見て欲しい作品だ。むしろそういう人こそ(わたしもそうだ)彼らの輝きに衝撃を受けるだろう。 『レッド・ツェッペリン […] 続きを読む
『ラスト・ブレス』映画レビュー セリフの中の生きる極意 更新日:2025年10月1日 公開日:2025年9月26日 映画レビュー(感想)/映画評論 『ラスト・ブレス』は、タイムリミット要素もある極限サバイバルスリラーであり、実話の映画化。実話でしかありえないラストの衝撃がある。フィクションでは決して描くことのできない、実話の凄さには驚くほかない。 『ラスト・ブレス』 […] 続きを読む
『君の声を聴かせて』映画レビュー 爽やかでいてグッとくる 公開日:2025年9月26日 映画レビュー(感想)/映画評論 韓国だけど韓国ではない。『君の声を聴かせて』は台湾映画『聴説』のリメイク、さわやかな風が吹き抜けるような作風は、一時期の台湾の青春映画そのものだ。まず中心となる、ヨンジュン(ホン・ギョン)、ヨルム(ノ・ユンソ)、ヨルムの […] 続きを読む
『テレビの中に入りたい』にどっぷり浸かる 公開日:2025年9月26日 映画レビュー(感想)/映画評論 監督のジェーン・シェーンブルンは制作秘話をこう話す。 「スピルバーグの『A.I.』(2001)を繰り返し見続けました。 リドリー・スコットの『ブレードランナー』(1982)も何度も見ました。 とても鮮やかで豊かに強調され […] 続きを読む