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年別: 2024年

『ボストン1947』映画レビュー 愛国心は、明るくボストンを駆け抜ける

国境を考えなければ、愛国心は、自分を愛する心、家族や祖先を大事にする心、隣人を大切にする心に通じる。『ボストン1947』は、愛国心のシンボルとしての、国旗にスポットライトを当てつつ、愛の心と、自分の好きなことに没頭する喜 […]

『箱男』映画レビュー カッコ良さの刺激は引きが強い

『箱男』は、カッコいい映画だ。このカッコ良さの後味は、見ないとわからないインパクトでずっと続く。箱に入った男が主人公だというと、「わけがわからない」「意味不明」「むずかしい映画なのでは?」というイメージが沸くかもしれない […]

『ソウルの春』映画レビュー 9時間の攻防とファン・ジョンミンのギラギラした欲望

実話をモチーフに、密度と緊張感とエンタメ要素を詰め込み、息を止めて見るような作品に仕上げるなんて、なかなかできることではない。それをやり抜いた『ソウルの春』の製作陣には、大きな拍手を送りたい。 メインの出来事は、たった9 […]

『フォールガイ』映画レビュー アクション礼賛とカロリー高めの映画愛

『フォールガイ』は、アクション賛美映画だ。華麗かつ綿密なアクションに加え、映画の内幕ストーリー、謎が謎を呼ぶ展開、恋愛模様もプラスした、豪華絢爛な痛快映画となった。 『フォールガイ』の監督は、デビッド・リーチ。スタントマ […]

『ロイヤルホテル』映画レビュー メリハリのあるゾクゾクするドラマ

箱庭のように整って管理された日本に住んでいると、広大なオーストラリアは、ワイルドで過激な別世界だ。映画でも、『マッドマックス』、『アニマルキングダム』、斬新ホラーの『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』を見れば、良 […]

『墓泥棒と失われた女神』映画レビュー 生と死と、遥かな過去への旅に誘われる

『幸福なラザロ』は、多くの人を魅了した不思議で美しい作品だった。『墓泥棒と失われた女神』で主人公のアーサーを演じた英国人若手俳優のジョシュ・オコナーも、『幸福なラザロ』に魅せられた一人だった。彼は、『幸福なラザロ』の監督 […]

『メイ・ディセンバー ゆれる真実』映画レビュー 女の欲望に魅了され音楽に幻惑させられる

『メイ・ディセンバー ゆれる真実』は、女優同士の対決の勢いに圧倒され、息をのまずにはいられない。一人は、ナタリー・ポートマン。もう一人は、ジュリアン・ムーア。女優魂とは、かくも凄まじいものなのか。 ナタリー・ポートマンは […]

『SALAAR/サラール』映画レビュー ブラバースの雄姿再び!荒ぶる魂が無双する

日本で大人気になったインド映画のヒット作は、4作品ある。1998年に日本で初公開された『ムトゥ 踊るマハラジャ』、2013年に公開された『きっとうまくいく』、2017年より公開された『バーフバリ』二部作、そして、2022 […]