『バトルシップ』のキャスト・スタッフが集結し、日本初となる空母のフライトデッキでの記者会見が行われました。国立代々木競技場 第一体育館でワールドプレミアも実施。その模様をレポートします。

空母ジョージワシントン上の記者会見

バトルシップ 来日会見
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米軍セーラーが敬礼で迎える中、主演のアメリカ海軍新人将校アレックス・ホッパー役のテイラー・キッチュ、 アレックスの部下・レイクス役のリアーナ、海上自衛隊の艦長・ナガタ役の浅野忠信、アレックスの恋人で理学療法士サマンサ役のブルックリン・デッカー、 アレックスの兄で司令官ストーン・ホッパー役のアレクサンダー・スカルスガルド、 そしてピーター・バーグ監督が登場しました。

ピーター・バーグ監督は、「この映画の企画は、父が海軍マニアだったのもあって、少年のころから考えていたものです。空母ジョージワシントンの上で会見ができることを誇りに思っています」と挨拶。

リアーナさんは、「チャンスに感謝しています。海兵のみなさんと同じレベルまで演じられたかわかりませんが、がんばりました。この艦を母艦としている兵士のみなさん、ホームに招いてくれてありがとう!」とのこと。

浅野忠信さんは、「2年前の今頃、海上自衛隊の艦に乗せてもらい説明を受けました。その後ハワイで撮影し、今この艦に乗れて幸せです」と。また、アレクサンダー・スカルスガルドさんは、この映画に出られたことは栄誉です」と挨拶。

テイラー・キッチュさんは、「パールハーバーで6か月間撮影し、兵士のみなさんとその家族を見て、いろいろな犠牲を払ってがんばっている姿に影響を受けました」と挨拶しました。

バトルシップは娯楽作品楽しい映画にしたかった

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ピーター・バーグ監督は、「『バトルシップ』は幸運にめぐまれました。海軍の空母や駆逐艦など使わせていただき撮影ができました。そして乗組員たちの力量に驚嘆しました。戦艦が持っている力は大きく、それを多くの人のために良いことのために使うことができることを、今この場で感じることができます」と空母での会見について語りました。

またこだわりについては、「『バトルシップ』のいちばん大切なことは、夏の娯楽作品だということ。家族でも観てほしいので、楽しい映画にしたいと思いました。

海軍マニアな父の息子ですし、従軍している友人もたくさんいるので、この映画を観た水兵たちに「そうそう、こうなんだよ」と言ってもらえるような映画にしたくて、映画批評家ではなく水兵たちをまず念頭に置いて映画を作り上げました」と語りました。

現在トップシンガーとして活躍中のリアーナさんは、映画初出演について「最高の体験でした。もちろん緊張したし、初めての撮影で、台本になかったシーンでも、ナーバスになる暇もありませんでした。すばらしい共演者に恵まれ、また機会があったら、挑戦したいです!」と熱く語りました。

テイラー・キッチュさんは、リアーナさんとの共演について「どんな役者であっても、初だろうが60本目の映画だろうが、いちばん大切なのは、撮影時に心をオープンにして演じること。彼女は監督のプロセスに乗っ取って反応し演じていたので尊敬しました」と語りました。

浅野忠信さんは、日本とアメリカの艦の違いについて「怒られてしまうかもしれませんが、日本はやはり真面目だからか、とてもきれいで、アメリカのほうはところどころラフなところが…コーラのキャップが挟まっていたり(笑)。汚いというわけではないんですよ」と言うと、監督が付け加え「アメリカのほうはとてもクリーンなんです。日本のほうはさらにクリーンというだけですよ」

ワールドプレミアではユニバーサル映画100周年記念特別映像も上映

バトルシップ ワールドプレミアの画像ユニバーサル映画100周年記念超大作『バトルシップ』のワールドプレミア上映前にレッドカーペット、舞台挨拶を行いました。レッドカーペットをゲストが歩く様子が場内のモニタに映し出されると、会場からは大きな声援がわきおこりました。舞台挨拶では、ユニバーサル映画100周年を記念した特別映像も披露されました。

舞台挨拶では、 ピーター・バーグ監督が「日本とアメリカは、協力し合い助け合っています。アメリカは本当に日本を愛しています。日本も同じだと信じています。ですから、日本とアメリカが手を取り合いエイリアンに立ち向かうという日米の絆を描いた作品を手がけられて本当に嬉しいです」とコメント。

テイラー・キッチュさんは、「皆さんこんばんは。温かく歓迎していただきありがとうございます。日本でワールドプレミアが行えて嬉しいです」と挨拶。浅野忠信さんは、「日本が世界で一番最初に一般の客様に観てもらえることになって、しかもこんな盛大な場所でワールドプレミアが行えるなんて夢のようです。僕自身もこういう場所でみるのははじめてなので皆さん皆さん一緒に楽しみましょう!」と語りました。

リアーナさんは、「ハロー!トーキョー!!初めての映画出演が、こんな超大作なんて誇りに思うわ!私は男勝りの役なんだけど、アクションに是非注目して楽しんでね!!」
ブルックリン・デッカーさんは、「日本に来るのは初めてで、このような大作のワールドプレミアで来られること、そしてこのような場に立てることは貴重な体験で嬉しく思っています。みなさん楽しんでください」とコメントしました。

アレクサンダー・スカルスガルドさんは、「皆さんこんばんは。こんな大きなステージに立たせてもらい一曲歌いたいところですが、テイラーに止められました(笑)。悪天候の中こんなにたくさんの人に来ていただきありがとうございます。是非楽しんでください」とコメントし、グレゴリー・D・ガドソンさんは、「こんばんは、私は初めて出演する映画でこのような場に立てて非常に光栄です。皆さん是非楽しんでください」と語りました。

舞台挨拶の最後に浅野忠信さんが一言メッセージで、「本当に今日は楽しいです。小さいころから面白い映画を観るのが楽しみで、そして今面白い映画に出させていただき、この場に立てることが最高です。今日は存分に楽しんで、気に入ってもらえたら友人や家族と何度でも観てください」と語りました。

バトルシップ
2012年4月13日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
オフィシャルサイト  http://battleship-movie.jp/