『偽りなき者』レビュー 公開日:2013年3月29日 映画レビュー(感想)/映画評論 『ひかりのほうへ』のトマス・ヴィンターベア監督作で、『カジノ・ロワイヤル』のマッツ・ミケルセンが主演したヒューマン・ドラマ。ミケルセンは、本作でカンヌ国際映画祭の主演男優賞を受賞した。 親友の幼い娘がついた小さな嘘で、村 […] 続きを読む
クラウドアトラス レビュー 公開日:2013年3月14日 映画レビュー(感想)/映画評論 クラウド・アトラスは、映画というものの枠を可能な限り広げて見せてくれる。6つのジャンルと時代、それぞれを描きながら、一つに融合させつつ、同時に展開していく。 テーマはずばり、輪廻転生。丁寧にもほとんどの俳優が、6つの時代 […] 続きを読む
オズ はじまりの戦い レビュー 公開日:2013年3月8日 映画レビュー(感想)/映画評論 待ちに待ったサム・ライミ監督の新作は、オズの魔法使いの前日譚。サム・ライミ監督の持ち味でもあるアクの強さや、笑いは少し抑えめ。正統派的ディズニーのファミリー映画に仕上がっている。 サム・ライミ監督らしさがあるとすれば、そ […] 続きを読む
野蛮なやつら/SAVAGES レビュー 公開日:2013年3月8日 サスペンス映画レビュー(感想)/映画評論 『野蛮なやつら/SAVAGES 』は、ドン・ウィンズロウ原作作品をオリバー・ストーン監督で映画化。ドン・ウィンズロウといえば、旬のミステリー作家として日本でも人気が高い。私も大好きな作家なので、映画化作品はどうなるんだろ […] 続きを読む
ジャンゴ 繋がれざる者 レビュー 更新日:2023年8月20日 公開日:2013年2月28日 アクション映画レビュー(感想)/映画評論 タランティーノ監督は、観客を別世界へと誘う手腕を、ますます洗練させているようだ。大胆に、そして手際よく。 前作の『イングロリアス・バスターズ』は第二次大戦が舞台。今回の、ジャンゴ 繋がれざる者が繰り広げられるのは、アメリ […] 続きを読む
横道世之介 映画レビュー 公開日:2013年2月27日 映画レビュー(感想)/映画評論邦画青春 かつて『おにいちゃんのハナビ』(2010)の高良健吾について「作品ごとに常に初々しい」と書いた。これは映画評論家・野村正昭氏が、名優・大杉漣を評した発言のいただきである。非常に共感を覚えたので、これはという俳優には使 […] 続きを読む
フライト デンゼル・ワシントン来日会見レポート 公開日:2013年2月27日 会見リポート特集 3月1日に公開される『フライト』のプロモーションのために、主演のデンゼル・ワシントンさん、ロバート・ゼメキス監督、プロデューサーのウォルター・ド・パークスさん、ローリー・マクドナルドさんの4人が来日、会見を行いました。そ […] 続きを読む
ハーブ&ドロシー ふたりからの贈り物 レビュー 公開日:2013年2月26日 映画レビュー(感想)/映画評論 時というものは残酷だ。前作からわずか数年にも関わらず、ボーゲル夫妻は明らかに老いた。外出の際は車椅子が必須アイテムとなったハーブの口数がめっきり減ったことでも、それは顕著だ。ドロシーは「私の仕事は彼の面倒を見ること」と苦 […] 続きを読む
『世界にひとつのプレイブック』レビュー 公開日:2013年2月23日 映画レビュー(感想)/映画評論 ブラッドリー・クーパー演じる主人公のパットは、ある事件を起こしたことから、家も妻も仕事も失い、精神病院に入院してしまう。実際にストーリーが動き出すのは、母親が迎えに来て退院し、実家に戻るところから。 パットが、懸命に最悪 […] 続きを読む
『ゼロ・ダーク・サーティ』 レビュー 更新日:2013年2月23日 公開日:2013年2月18日 映画レビュー(感想)/映画評論 女が本気になると怖い。そして凄い。その事実をとことん描き尽くしたのが『ゼロダーク・サーティ』である。主演のジェシカ・チャステインも女性なら、キャスリン・ビグロー監督も女性。しかも題材は、オサマ・ビン・ラディン追跡作戦とい […] 続きを読む