『スクランブル』映画レビュー 公開日:2017年9月21日 映画レビュー(感想)/映画評論 5、6年前のことかな。 「ネタバレは映画鑑賞の楽しみを奪うもの」と思われているけど、それは全く逆で、「むしろ楽しみを助長させるもの」だという研究結果が発表されたっけ。 出処は海の向こう、カリフォルニア州立大学の心理部のみ […] 続きを読む
『カーズ/クロスロード』映画レビュー 更新日:2017年8月9日 公開日:2017年7月15日 映画レビュー(感想)/映画評論 『カーズ』は、「大きな障害はより大きな恵みとなる」とか、「一息つこうよ」と言うように語りかけてくる映画だ。その魅力は、第三作目の『カーズ/クロスロード』で、さらに花開く。 一度は田舎町に引っ込み、自分を見つめなおし再生し […] 続きを読む
『銀魂』映画レビュー 更新日:2017年7月14日 公開日:2017年7月13日 映画レビュー(感想)/映画評論 時代劇なのに、町は天人(あまんど=エイリアン)に占領されていて、テレビも冷蔵庫もマヨネーズもあり、江戸末期でもあり近未来でもある世界観。そこで繰り広げられる剣劇アクションコメディが『銀魂』だ。最初に時代背景を簡潔に説明し […] 続きを読む
『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』映画レビュー 公開日:2017年6月21日 映画レビュー(感想)/映画評論 年を取ると若いひとの感情がいくらかわかるようになり、気が楽になるかというとそうでもない。わかるということは苛立ちを招くことがあり、わかったつもりが勘違いということもある。いらぬ説教をしてシラケさせたり疎まれたりもする。 […] 続きを読む
『追憶』映画レビュー 公開日:2017年5月10日 日本映画映画レビュー(感想)/映画評論 昨年末、まるで生き急ぐように「世界最速2016年公開日本映画のベスト10です。見ましょうよ(笑)」と【トップムービー】で発信した中野豊さんが、4月に亡くなられた。さまざまな外国映画は無論のこと、日本映画にも深くコンタク […] 続きを読む
『カフェ・ソサエティ』映画レビュー 公開日:2017年4月25日 映画レビュー(感想)/映画評論 ある保養地での二人の会話。 「ホント、まずい食事だね」 「そう、量も少ないし」 これはウディ・アレン監督『アニー・ホール』(1977年)のオープニング・ジョーク。 アレンは続けて、「人生は寂しく、みじめで苦しく、しかもア […] 続きを読む
『ワイルド・スピード ICE BREAK』映画レビュー 公開日:2017年4月18日 映画レビュー(感想)/映画評論 シリーズも8回を数え、莫大な興行収入を記録し続けるこのアドレナリン映画は、とうとうジェームズ・ボンドの「007」スタイルに姿を変えつつある。笑 その最新作『ワイルド・スピード ICE BREAK』は、さしずめ「007サン […] 続きを読む
『午後8時の訪問者』映画レビュー(オライカート昌子編) 更新日:2017年4月10日 公開日:2017年4月9日 映画レビュー(感想)/映画評論 『午後8時の訪問者』が、ハードボイルドな女医の映画だというと異論もあるだろう。女性のハードボイルド映画として真っ先に名前が挙がる、ジョン・カサヴェテス監督・脚本、ジーナ・ローランズ主演の『グロリア』(1980)とは違う。 […] 続きを読む
『死霊館 エンフィールド事件』映画レビュー 公開日:2016年7月9日 映画レビュー(感想)/映画評論 ワンショットの流麗なシーンに唖然 後半はアクション多め、恐怖少なめ『ワイルド・スピード SKY MISSION』もいいけれど、ジェームズ・ワン監督作品なら、ホラーが一番見たい。『死霊館』シリーズの前作、『アナベル 死霊館 […] 続きを読む
『日本で一番悪い奴ら』映画レビュー 公開日:2016年6月30日 映画レビュー(感想)/映画評論邦画 『凶悪』でセンセーショナルなデビューを飾った白石和彌監督の、第二作にしてまたしても力作。北海道警の刑事になった柔道青年が、点数を稼ぐため破天荒な“悪党”に転落していく姿を描く。現在、最も注目される俳優のひとり、綾野剛が二 […] 続きを読む