久々にやってきました娯楽の殿堂ボリウッド映画!日本公開版は大幅に短縮された139分です。この長さが日本人(日本映画業界)には丁度いいのでしょう。
ロボット工学の権威バシー博士(スーパースター・ラジニカーント)は長年の研究によってヒューマノイド型の自分そっくりロボットをつくりあげ学会で発表。ところが学会長らしきボラ教授の胸中は先を越された感むきだしなのです。嫉妬煮え滾る。。
バシー博士にはサナという美しい恋人がいたのですが、研究に没頭するあまりに関係は冷え切っていました。そんな時、博士が若返ったようなロボットの出現にサナはワクワクうきうきドキドキ。そして、このロボットが正義のために「世間」をさわがせることになるとは……。
と、まともに筋を書いてもこの意味不明なすさまじさは、まずもって観るしかないでしょう。スピルバーグの『A.I.』の前に観たかったという筆者の単純な感想はこの際措いておいて、本作のエンタメ度数は無限大。SF映画の体制をつけながらミュージカル・クンフー・カーアクション恋愛映画となっています。果てしなくオモイロイけれどわけわかんない娯楽映画というわけです。
(中野 豊)
ロボット
■2010年 インド映画/上映時間:139分/監督:シャンカール/出演:ラジニカーント、アイシュワリヤー・ラーイ、ダニー・デンゾンバ ほか/配給:アンプラグド
5/12(土)より渋谷TOEIほか全国ロードショー
公式サイト http://robot-movie.com/