『ムーンライト』映画レビュー 公開日:2017年3月30日 映画レビュー(感想)/映画評論 マイアミのビーチで語られる、愛すべき「ゴースト・ストーリー」である。ココナッツ香るそよ風が感じられて気持ちがよい。そして何よりもムーンライトに照らされて黒光りした、淡くエッジ掛った質感が心地よい。しかしながら、この映画 […] 続きを読む
『SING/シング』映画レビュー 公開日:2017年3月22日 アニメ映画レビュー(感想)/映画評論 映画にオーディションシーンがある場合、たいていは冷やかしレベルの歌唱やダンスが披露され、審査員が冷たい顔で「次」というのが定番である。しかしアニメーション『SING/シング』は、オーディションシーンからしてパフォーマン […] 続きを読む
『ラ・ラ・ランド』映画レビュー 公開日:2017年2月27日 映画レビュー(感想)/映画評論 『ロシュフォールの恋人たち』(1967)を思い起こさせる賑やかなミュージカルシーンで始まり、登場人物が歌いながら観客の方を向く。困ったな、わたしの苦手な歌うミュージカルドラマになるかと一瞬思ったが、車から衣裳までブラウン […] 続きを読む
『ザ・コンサルタント』 映画レビュー 更新日:2017年2月1日 公開日:2017年1月30日 映画レビュー(感想)/映画評論映画作品情報 映画 ザ・コンサルタント 映画レビュー(内海陽子) 不謹慎を承知で言うが、わたしは数学や数字を扱う作業が苦手なので、優れた頭脳を持つ自閉症の人にひそかに羨望を覚えている。その高機能をフルに発揮する職業があってもいいのでは […] 続きを読む
『ザ・ギフト』 映画鼎談 公開日:2016年10月27日 映画レビュー(感想)/映画評論映画対談 10月28日より公開の全米スマッシュヒットのサスペンスムービー、『ザ・ギフト』について、オライカート昌子、中野豊、内海陽子が鼎談を行いました。 ザ・ギフトとは オーストラリア出身の人気俳優、ジョエル・エドガートンが初監督 […] 続きを読む
『ジェイソン・ボーン』映画レビュー 公開日:2016年10月9日 映画レビュー(感想)/映画評論 (C)Universal Pictures/caption] マット・デイモン主演のジェイソン・ボーンシリーズは、アクション映画の見せ方を変えたと言っていい。ダグ・リーマン監督が担当した一作目の『ボーン・アイデンティティ […] 続きを読む
『だれかの木琴』映画レビュー 公開日:2016年9月23日 映画レビュー(感想)/映画評論 「女はちょっとイカレているほうがいい」というのはデヴィッド・エアー監督の快作『スーサイド・スクワッド』の中のセリフだが、こう言えるのは限りなく非日常の世界であってこそ。わたしたちが生きているこの日常では、イカレた女はそこ […] 続きを読む
『後妻業の女』映画対談 公開日:2016年9月2日 映画レビュー(感想)/映画評論映画対談 8月27日より『後妻業の女』が公開となりました。大竹しのぶが後妻業の女を演じる本作について、オライカート昌子と内海陽子が対談をおこないました。 『後妻業の女』とは 直木賞作家・黒川博行氏の原作を、名匠・鶴橋康夫監督が映画 […] 続きを読む
『ゴーストバスターズ』(2016)映画レビュー 更新日:2016年8月26日 公開日:2016年8月24日 映画レビュー(感想)/映画評論 わが愛する『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(11)の脚本家でヒロインのクリステン・ウィグが、まさか『ゴーストバスターズ』の一員となって登場するとは思わなかった。しかも相方は『ブライズメイズ』のぶっとんだ […] 続きを読む
『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』映画レビュー 更新日:2016年7月22日 公開日:2016年7月21日 ドラマ映画レビュー(感想)/映画評論 スティーヴン・スピルバーグ監督の『プライベート・ライアン』が監督賞に輝いた1998年、「第71回アカデミー賞授賞式」でその事件は起きた。 それまでタブーとされていたユダヤ人問題に初めて切込んだ『紳士協定』や、アメ […] 続きを読む