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「映画レビュー(感想)/映画評論」の記事一覧

海よりもまだ深くの画像

『海よりもまだ深く』映画レビュー

 作家の発想は似てしまうのか、似た設定の主人公に続けて会うことがある。先に試写室で観た『海すずめ』(大森研一監督、7月公開)のヒロイン(武田梨奈)は小説家デビューしたもののそのあとが続かない“一発屋”。故郷に帰って奮起す […]

『ルーム』映画レビュー

 大自然でのサバイバルはまずその地へ向かう必要があり、苦しみを想像する上でだいぶ距離を保てる。だが小さな部屋でのサバイバルは、ある日突然、誰の身にも起こりうるもので、想像させる力は数百倍にもなる。“脱出もの”というジャン […]

『モヒカン故郷に帰る』映画レビュー

 ライブハウスのステージでモヒカン刈りの永吉(松田龍平)が一人前にシャウトした後の、楽屋話がおかしい。タイトルが出るのは彼の故郷の島が見えてからで、中学生のブラスバンドが矢沢永吉の曲をのどかに演奏するのを聴くころには、映 […]

『インサイダーズ/内部者たち』映画レビュー

どんでん返し映画(ツイスト映画)にだまされるのは、一種快感だ。まるで中毒になってしまったように、我々観客は、もっと壮大にだまされたいと願ってやまない。そういう意味で、最近一番だまされ快感度が強かったのが、『インサイダーズ […]

『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』 映画レビュー

 部屋に関連するホラーもたくさん見てきたが、ときどきひょいと思い出すのは、池田敏春監督『いきすだま~生霊~』(2001)の第2話「空ほ石の(うつほいしの)……」に登場する団地の部屋だ。帰宅すると閉めたはずの押し入れの襖が […]

『ブリッジ・オブ・スパイ』映画レビュー

スティーヴン・スピルバーグ監督の『ブリッジ・オブ・スパイ』には、感動させられた。それ以上に感嘆してしまった。今年になって、まだ映画を見ていないなら、最初に選ぶ映画として、ぜひおすすめしたい。 1957年、東西冷戦のさなか […]