『ロープ 戦場の生命線』映画レビュー 更新日:2025年1月29日 公開日:2018年2月2日 映画レビュー(感想)/映画評論 奇妙な図のすきまに出演者の名が出るタイトルバックに、おや?と思ったら、むんずとばかりに物語世界に連れ込まれる。この強引さがいい。語る内容に自信があるのだ。「バルカン半島のどこか」と表記される紛争地域が舞台。人々の生活を支 […] 続きを読む
『羊の木』映画対談 更新日:2018年2月10日 公開日:2018年2月2日 日本映画映画対談 市役所が身元引受人となり、六人の元受刑者が日本海側の小都市に極秘で移住してくる。近未来的な発想で衝撃を与えた山上たつひこ、いがらしみきお原作作画のコミック『羊の木』の映画化作品が公開となります。手がけるのは『桐島、部活や […] 続きを読む
『勝手にふるえてろ』映画対談 公開日:2017年12月23日 映画対談 『勝手にふるえてろ』は、2017年・第30回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品され、観客賞を受賞した話題作。原作は芥川賞作家・綿矢りさの同名小説。松岡茉優の映画初主演作でもあり、彼女はイチとニの二人の男性の間で揺 […] 続きを読む
『ノクターナル・アニマルズ』映画レビュー 更新日:2024年5月18日 公開日:2017年11月4日 映画レビュー(感想)/映画評論 著名なファッション・デザイナー、トム・フォード監督の『シングルマン』に続く二作目映画が『ノクターナル・アニマルズ』だ。監督だけでなく脚本も手がけている。 ふくよかな女性たちが全裸で踊るインパクトのあるオープニングから、静 […] 続きを読む
『マイティ・ソー バトルロイヤル』映画レビュー 更新日:2017年11月3日 公開日:2017年11月2日 映画レビュー(感想)/映画評論 『アベンジャーズ』の中でも『マイティ・ソー』シリーズは、重々しいイメージがあった。古代神話を元にしているし、一作目のケネス・ブラナー監督のシェークスピア的感覚が決定的だった。 『アイアンマン』が主役の個性が光るシニカルモ […] 続きを読む
『先生!、、、好きになってもいいですか?』映画レビュー 公開日:2017年10月27日 映画レビュー(感想)/映画評論 このタイトルを見てひるまない大人はそう多くないだろう。そもそも“先生”という言葉は、昔からからかいや追従として使われるし、そうでなくてもいまどき、男性教師と女子高生のプラトニック・ラブだなんて、甘ったるいキャンディを口 […] 続きを読む
『ゲット・アウト』レビュー 更新日:2017年11月2日 公開日:2017年10月26日 映画レビュー(感想)/映画評論 「ゲット・アウト、出て行け!」と言っても、これはトランプ大統領の映画ではない。 アメリカでは今年2月に公開された恐怖映画である。 ストーリーが抜群に面白い。 ニューヨークに暮らすハンサムな黒人クリスが、週末に白人の恋人ロ […] 続きを読む
『ソニータ』映画対談 公開日:2017年10月20日 映画対談 『ソニータ』は、イギリスベスト映画ランキング第4位、サンダンス映画祭2016ワールドシネマ部門グランプリ&観客賞をはじめ数々の映画賞に輝いた異色のドキュメンタリー。 タリバン政権崩壊後の混乱したアフガニスタンでのテロや攻 […] 続きを読む
『散歩する侵略者』映画レビュー 更新日:2017年10月19日 公開日:2017年10月1日 SF映画レビュー(感想)/映画評論 黒沢清監督が懐かしい匂いを携えて帰ってきた。しかもその匂いはやさしい。 “易しい”うえに“優しい”。こういう印象を与えることを成熟と呼ぶのではないかと言うと作り手は嫌がるかもしれないが、そういうものではないか。 “易し […] 続きを読む
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』映画レビュー 公開日:2017年9月23日 映画レビュー(感想)/映画評論 秋は日が短くなるにつれ、人恋しくなる季節。そして、秋はそんな心の空白を埋めてくれそうなハートフルな映画が公開される時期でもある。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』も、そんな作品のひとつ。小説のクオリティーには定評のある東野圭吾の人気 […] 続きを読む