『ゴーストバスターズ』(2016)映画レビュー 更新日:2016年8月26日 公開日:2016年8月24日 映画レビュー(感想)/映画評論 わが愛する『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(11)の脚本家でヒロインのクリステン・ウィグが、まさか『ゴーストバスターズ』の一員となって登場するとは思わなかった。しかも相方は『ブライズメイズ』のぶっとんだ […] 続きを読む
『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』映画レビュー 更新日:2016年7月22日 公開日:2016年7月21日 ドラマ映画レビュー(感想)/映画評論 スティーヴン・スピルバーグ監督の『プライベート・ライアン』が監督賞に輝いた1998年、「第71回アカデミー賞授賞式」でその事件は起きた。 それまでタブーとされていたユダヤ人問題に初めて切込んだ『紳士協定』や、アメ […] 続きを読む
『日本で一番悪い奴ら』映画レビュー 公開日:2016年6月30日 映画レビュー(感想)/映画評論邦画 『凶悪』でセンセーショナルなデビューを飾った白石和彌監督の、第二作にしてまたしても力作。北海道警の刑事になった柔道青年が、点数を稼ぐため破天荒な“悪党”に転落していく姿を描く。現在、最も注目される俳優のひとり、綾野剛が二 […] 続きを読む
『不思議惑星キン・ザ・ザ』映画レビュー 更新日:2016年6月23日 公開日:2016年6月22日 映画レビュー(感想)/映画評論 クーーーーーーーーーーーーッ! 謎の脱力SFがデジタル・リマスターで帰ってきます。 妻に頼まれ夕飯の買い物に街へ出た建築技師ウラジーミル・マシコフに、「あの人が変なことを言っています」と音大生のゲデバンが助けを求めてき […] 続きを読む
『エクス・マキナ』映画レビュー 公開日:2016年6月15日 SF映画レビュー(感想)/映画評論 ある日、大手IT企業で働く男が社長宅に招待を受ける。男は、人っこ一人いない広大な山岳地帯を社のヘリコプターで移動中、操縦士に尋ねる。「まだ遠いの?」。操縦士いわく、「もう2時間も前から社長宅の敷地だよ」。ヘリコプターを […] 続きを読む
『64-ロクヨン-』映画レビュー 公開日:2016年5月25日 映画レビュー(感想)/映画評論 2016年の日本映画界は、ホラー、スリラー、犯罪映画の秀作がしのぎを削りそうだ。悲惨な少女誘拐殺人事件とともに、県警内部の人間模様をじっくり描く『64-ロクヨン-』は、その豪華キャストが目を引く一番の話題作。しかもよく […] 続きを読む
『モヒカン故郷に帰る』映画レビュー 更新日:2016年4月12日 公開日:2016年4月11日 映画レビュー(感想)/映画評論邦画 ライブハウスのステージでモヒカン刈りの永吉(松田龍平)が一人前にシャウトした後の、楽屋話がおかしい。タイトルが出るのは彼の故郷の島が見えてからで、中学生のブラスバンドが矢沢永吉の曲をのどかに演奏するのを聴くころには、映 […] 続きを読む
『キャロル』映画レビュー 公開日:2016年2月22日 映画レビュー(感想)/映画評論 書道塾に通っていた小学生のころ、顔や姿かたち、むろん筆づかいも美しい女子中学生に憧れて家まで後をつけたことがある。見とがめられ、不審な顔をされて熱が醒めたが、あのときにっこり微笑まれたらどうなっていただろう。 うらや […] 続きを読む
『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』 映画レビュー 更新日:2016年2月17日 公開日:2016年1月31日 映画レビュー(感想)/映画評論 部屋に関連するホラーもたくさん見てきたが、ときどきひょいと思い出すのは、池田敏春監督『いきすだま~生霊~』(2001)の第2話「空ほ石の(うつほいしの)……」に登場する団地の部屋だ。帰宅すると閉めたはずの押し入れの襖が […] 続きを読む
『この国の空』映画レビュー 公開日:2015年8月11日 映画レビュー(感想)/映画評論 見終えて少し時間がたつと、ヒロインの二階堂ふみ、その母役の工藤夕貴、その姉役の富田靖子が三人姉妹のように感じられてくる。わたしの中で、工藤夕貴と富田靖子の若き日の印象が強いせいだろう。隣家の男(長谷川博己)に惹かれるヒ […] 続きを読む