マッツ・ミケルセン生誕60周年 特集上映の注目作品は?

デンマークで最も成功した世界的俳優の一人、マッツ・ミケルセンは、日本でも人気の俳優。日本劇場初公開作からキャリアを象徴する代表作まで、 《北欧の至宝》の歴史を辿る魅惑の特集が上映されています。

マッツ・ミケルセン生誕60周年 特集上映の注目作品

今回のマッツ・ミケルセン生誕60周年 特集上映の注目作品は、日本劇場初公開作品であり、デンマーク名監督アナス・トマス・イェンセン監督作品の『ブレイカウェイ』(2000)、『フレッシュ・デリ』(2003)、『メン&チキン』(2015)の3作品。いずれもイェンセン監督作品では、評価も高い『アダムズ・アップル』(2005)も上映されるので、ぜひチェックして欲しい。今まで見たことのない、予想もつかないマッツ・ミケルセンに会えるチャンスでもある。

特に見逃せないのは、デンマークで歴史的大ヒット作品となった『ブレイカウェイ』(2000)と、マッツ・ミケルセンの名前を一気に高めた『アダムズ・アップル』(2005)だ。

さらにマッツ・ミケルセンの代表作、『アフター・ウェディング』(2006)、『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(2012)、そして『偽りなき者』(2012)も上映される。この三作品は、マッツ・ミケルセンの実力を世界に知らしめした名作。いずれもアカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品。

マッツ・ミケルセン生誕60周年 特集上映ラインナップ

ブレイカウェイ(2000年/112分/デンマーク/アナス・トマス・イェンセン監督作品)※日本劇場初公開
フレッシュ・デリ(2003年/100分/デンマーク/アナス・トマス・イェンセン監督作品)※日本劇場初公開
アダムズ・アップル(2005年/94分/デンマーク/アナス・トマス・イェンセン監督作品)
アフター・ウェディング(2006年/124分/デンマーク/スザンネ・ビア監督作品)
ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮(2012年/137分/デンマーク/ニコライ・アーセル監督作品)
偽りなき者(2012年/115分/デンマーク/トマス・ヴィンターベア監督作品)
メン&チキン(2015年/104分/デンマーク/アナス・トマス・イェンセン監督作品)※日本劇場初公開

マッツ・ミケルセンとは

1965年11月22日 生まれ。体操選手、プロのダンサーとしての約 10 年にわたるキャリアを持ち、映画『プッシャー』3部作の最初の2作(1996年、2004年)のトニー、テレビシリーズ『Rejseholdet』(2000年 – 2004年)のアラン・フィッシャー刑事、『オープンハーツ』(2002年)のニールス、『グリーンブッチャーズ』(2003年)のスベンド、『アダムの林檎』(2005年)のイワン、『アフター・ザ・ウェディング』(2006年)のヤコブ・ピーターセンなどの役で、デンマークで俳優としての名声を得た。

ニコラス・ウィンディング・レフンやトマス・ヴィンターベアといったデンマークを代表する名だたる巨匠たちの作品に数多く出演し、『偽りなき者』(2012)で第 65 回カンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞。その一方で、『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)で演じた魅惑的な悪役像で世界中に強烈な印象を残して大ブレイク。

特集上映では、彼の生誕 60 年を祝い、日本劇場初公開の貴重な作品を含む代表作 7 作品を一挙に上映、マッツ・ミケルセンのキャリアを通じて培われた演技の真髄に迫る。