ジョン・ウィック:コンセクエンスとは
キアヌ・リーヴスが伝説の殺し屋ジョン・ウィックを演じる『ジョン・ウィック』シリーズの第四弾。香港の伝説的スター、ドニー・イェン、さらに真田広之を起用。レジェンドレベルの華やかなアクション大作。
ジョン・ウィック:コンセクエンスの監督、チャド・スタエルスキとは
『ジョン・ウィック(2014)』で映画監督デビュー。2017年に『ジョン・ウィック:チャプター2(2017)』『ジョン・ウィック:パラベラム (2019)』の監督の務める。
格闘技出身。ブルース・リーと組んでいたダン・イノサントに師事。1993年には、日本で修斗に参戦したこともある。スタントマンとして、『クロウ/飛翔伝説』で、主演のブランドン・リーが撮影中に事故死した後の撮影でリーの代役を務め、その後、『マトリックス』シリーズで、キアヌ・リーヴスと組み、スタントを務めた。
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』を10倍楽しむためのポイントとは
ポイントその1 ジョン・ウィック:コンセクエンスは前3作をしのぐ大ヒット・高評価 前3作との違いは?
ジョン・ウィック:コンセクエンスは全世界で大ヒット
一作目の『ジョン・ウィック(2014)』は、全米5000万ドルに届かない興収、『ジョン・ウィック:チャプター2(2017)』は1億ドル弱、『ジョン・ウィック:パラベラム (2019)』は1億7千万ドル、そして、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は現在時点で1億9千万ドル。『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の凄さは、全世界興行収入です。前作より1億ドル多く、世界中で大ヒット中
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は評価もうなぎのぼり
『ジョン・ウィック』シリーズは、今までは、IMDb RATINGが7.4止まり。エンタメアクション作としては、むしろ高い方ですが、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は7.8と、高評価になりました。
ポイント2 『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の大ヒットと高評価の理由は
なぜ、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は、これほど飛躍したのか、その理由を考察してみます。
理由その1 香港映画のレジェンド、ドニー・イェンの起用。ハリウッドでも大活躍の真田広之の起用もありますね。
理由その2
脚本家の変更。前三作は、『Mr.ノーバディ』のデレク・コルスタットが脚本を務めましたが、今回は、シェイ・ハッテン、マイケル・フィンチが脚本を担当。ストーリーがわかりやすく、シンプルにリフレッシュされています。
理由その3 前作の4倍!14のアクションシークエンス
「個々のスタントが他の映画の目玉アクションになるほど」と作り手側が語るほど、スタントアクションシークエンスが充実しています。
ポイント3 くっきりとしたキャラクター
キアヌ・リーヴス、ドニー・イェン、真田広之のキャラクター、さらに、おなじみのキャラクター、ニューヨークコンチネンタルホテルの支配人、ウィンストン、パワリー・キング、の存在感は別格としても、新登場のキャラクターは、さらに映画の魅力を高めています。
グラモン侯爵
主席連合の若き新たな刺客、グラモン侯爵は、悪辣さと優美さを兼ね備え印象的。製作陣は、「シリーズで最も憎まれるキャラを目指した。若者のパンクな一面と、形式主義と慇懃無礼を同時に表現できるキャスティング」と言っています。
演じるのは、スティーブン・キング原作の大ヒットホラー『IT イット “それ”が見えたら、終わり』(17)では殺人ピエロ・ペニーワイズを熱演した、ビル・スカルスガルド。
ビル・スカルスガルドは、身長192cmで2023年現在33歳。父は、『アベンジャーズ』シリーズをはじめ、数々の出演作がある、ステラン・スカルスガルド。兄の一人は、『ノースマン 導かれし復讐者』など、主演級の作品も多い、アレクサンダー・スカルスガルド。
トラッカー
大阪コンチネンタルホテルでジョン・ウィックを待ち受けるトラッカーは、賞金稼ぎ。当初は敵ながら、くっきりとした印象を残すキャラクター。『ジョン・ウィック』と言えば、犬。トラッカーが連れている犬は、ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア。5匹の犬が演じているそうです。
キーラ
格闘技の選手であり、数々のアクション映画に出演している、スコット・アドキンスが、キーラを演じている。監督の熱望で出演が決まったが、誰にも認識できないように肉厚ボディスーツを着用。イメージは名作『カサブランカ』の登場人物。
アキラ
シマズの娘で、大阪コンチネンタルのコンシェルジュ、アキラを演じているのは、日本の新潟出身で、イギリスで人気のシンガーソングライター、リナ・サワヤマ。ミュージックビデオを見た、監督が、出演をオファー。アキラのスタントダブルを務めているのは、『ベイビーわるきゅーれ』の伊澤彩織。
チディ
何度もジョン・ウィックに立ち塞がる大男の暗殺者、チディ役には、チリ出身のアクションスター、マルコ・サロールが演じている、『マチェーテ・キルズ』などで有名
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』映画レビュー アクション革命の至福
期待した映画が期待通りだったら驚かない。期待外れということもよくある。それが、期待の何倍もの質で襲いかかってきたら、その衝撃の波に浸りきるしかない。『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は、まさにそんな映画だ。
作り手側は、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は、アクション革命と言っているが、その通りだ。今までにないコンセプトのアクションが、今までにない高レベルで、繰り広げられる。
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ジョン・ウィック:コンセクエンス
9月22日金曜全国公開
配給:ポニーキャニオン
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原題:John Wick: Chapter 4
監督:チャド・スタエルスキ
出演:キアヌ・リーブス ドニー・イェン ビル・スカルスガルド ローレンス・フィッシュバーン 真田広之 リナ・サワヤマ ほか
配給:ポニーキャニオン
原題:JOHN WICK:CHAPTER4(2023/アメリカ)