1、イット・フォローズ
(C)2014 It Will Follow. Inc.
ジョン・カーペンターやデ・パルマの初期作品を彷彿とさせる低予算ホラー。どこまでも追いかけてくる「それ」にビビりまくり、ラストでは後ろを振り返るのをためらうほど震え上がった。
2.オデッセイ
(c)2015 Twentieth Century Fox Film
傑作SF映画『エイリアン』、『ブレードランナー』のリドリー・スコット監督による、これまた傑作SFミュージカル映画! 笑。ラスト曲「ラブ・トレイン」では一人スタンディング・オベーションでした。笑。
3、誰のせいでもない
(C)2015 NEUE ROAD MOVIES MONTAUK PRODUCTIONS CANADA BAC FILMS PRODUCTION GOTA FILM MER FILM ALL RIGHTS RESERVED.
冒頭から画面左奥に映り込む「ツイン・タワー」。主人公が書く小説のタイトルは、「行き場のない男」、「運」、「冬」とつづき、遊園地での唐突な救出劇まで全て、「911」を連想させる。できる限り3Dで体感したいヴィム・ヴェンダース映画。
4.さざなみ
(c)The Bureau Film Company Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute 2014 (c)Agatha A. Nitecka
見直すたびに、実は45年も連れ添った夫が殺人犯ではないかと思わせるシナリオの不気味さ。もう一度ご覧あれ。元恋人を氷山の割れ目に突き落としたのは夫であることがじわりじわりと感じられるはずだから。
5.エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に
(C)2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
1980年幕開け。この頃の若者群像劇は、酒とクスリとSEXだけ。笑。ベトナム戦争の影も薄れ、ちょうど1年後に世界を席巻するMTVをちょっぴり皮肉るラストシーンも秀逸。それにしても、なんとかならんか、この邦題。
6、スティーブ・ジョブズ
(C)Universal Pictures
『ソーシャル・ネットワーク』で天性の才能を見せた脚本家アーロン・ソーキンによる、まるで4幕舞台劇。自身を鼓舞するために、アインシュタイン、アリ、ピカソなど偉人の肖像画の前を行き来するシーンには大笑いした。
7、ハングリー・ハーツ
(C)Wildside 2014
ラブコメ風に始まってやがてオカルト・スリラーに変貌していく面白さ。これぞ個性俳優、イタリアの女優アルバ・ロルヴァケルの怪演があなたをどん底に叩き落す。2014年東京国際映画祭で上映された問題作、ついに一般公開。
8.レヴェナント 蘇えりし者
(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
『スリーピー・ホロウ』、『トゥモロー・ワールド』、『ゼロ・グラビティ』の天才カメラマン、エマニュエル・ルベツキによる2時間37分、魂の叫び。ファースト・シーンで、なぜヘラジカを撃ってしまったか。それだけが疑問。
9、ザ・ギフト
(C)2015 STX Productions, LLC and Blumhouse Productions, LLC. All Rights Reserved.
前半、ヒッチコック。後半、スティーヴン・キング。毎日玄関先に届く贈り物。。。贈り物は徐々にエスカレートしていき。。。「男から贈られた最後のギフトとは。。。」この宣伝文句を聞いたら、見ないわけにはいかんでしょう。
10、マイ・ベスト・フレンド
(C)2015 S FILMS(MYA) LIMITED
よくある死別をテーマにした女の友情もの。けどね、トンデル母親役でジャクリーン・ビセットが登場! 御年72歳でも、その美貌とスタイルに開映早々ノックアウト! オヤジたちに告ぐ! これは映画史上に残る奇跡です。