2014年6月現在、公開中映画、公開予定映画の中から、今回はアクション映画のジャンルから、ぜひ見ておきたい選りすぐりの映画を紹介します。
1位 X-MEN:フューチャー&パスト
X-MENシリーズで世界興行収入1位を記録、極めて高評価のX-MENシリーズ第七作目。過去に戻って、危機に瀕した現在と未来を変えるという、未来改変ストーリーを採用することで、過去と現在のX-MEN:シリーズのオールキャストが登場。
オリジナルキャストの、ヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー、エレン・ペイジ、イアン・マッケラン、パトリック・スチュワートに加えて、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション 』で登場した、若き日のプロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ)、マグニート(マイケル・ファスベンダー)、ミスティーク(ジェニファー・ローレンス)も出演。キャストの豪華さも見逃せない。
X-MEN:フューチャー&パスト あらすじ
近未来の地球は滅亡に直面していた。1973年に科学者ボリバー・トラスクによって開発された、ミュータントを抹殺するバイオメカニカルロボット”センチネル”が、ミュータントのみならず、人間も攻撃対象としたのだ。地球は荒廃し、ミュータントたちも絶滅の瀬戸際にいた。
プロフェッサーXは、キティの力を借り、1973年当時にウルヴァリンの精神を送り、センチネル開発を阻止することを決意。過去に遡ったウルヴァリンは、若き日のプロフェッサーXとマグニートーに助力を仰ぐが、ミスティークがたちはだかる。
2位 ラストミッション
80年代、90年代を代表するスターであり、アカデミー賞監督でもあるケヴィン・コスナーが、華麗に復活。主演作で全米初登場2位の記録は、06年の『守護神』以来となる。演じるのは、別れた妻子との絆を取り戻そうとする、不治の病に冒されたエージェント。
数々のアクション映画をヒットさせてきたリュック・ベッソンがプロデュース、原案、脚本を担当し、監督は『Black & White/ブラック & ホワイト 』のマックG。『ラスト・ミッション』はパリを舞台にユーモアとアクションを融合したスリルと、ケヴィン・コスナーの堂々とした魅力が全開の痛快作。
女性エージェントに、『ラム・ダイアリー』、『マチェーテ・キル』のアンバー・ハード。16歳の娘役に『トゥルー・グリット』でアカデミー賞所援助優勝にノミネートされた実力派若手のヘイリー・スタインフェルド。
ラストミッション あらすじ
妻子と別れ、ベテランCIAエージェントとして危険な任務をこなすイーサン。ある日、不治の病を宣告され、残された時間を妻子と過ごすことを決める。ところが、大物テロリストをターゲットにした最後の仕事が持ちかけられる。引き受けるなら延命可能な試験薬の提供するとの言葉とともに。
病気のことも、任務のことも知らない元妻は、イーサンに娘を預けたまま出張へ。イーサンは、思春期真っ盛りの娘の信頼を取り戻す努力をしつつ、エージェントとしての仕事の両立をしなければならなくなる。
3位 ポリス・ストーリー/レジェンド
ジャッキーが自らこめかみに銃を当てたショッキングなシーンからスタートする、ジャッキー・チェン主演の最新作は、『ポリス・ストーリー』シリーズの最新作。舞台は中国本土。ジャッキーは、実直なベテラン刑事に扮し、人質篭城事件を解決しようと奮闘する。
舞台は密室。事件の背景にはいくつもの謎が横たわる上、一転二転するストーリーは全く先が読めない。アクションは総合格闘技を取り入れ、よりリアルな感触を増している。監督には『アンダードッグ』、『ラスト・ソルジャー』のディン・シェン。
ポリスストーリー/レジェンド あらすじ
クリスマスシーズンでにぎわう北京のナイトクラブ、”ウー・バー”。若者に混じって初老の男がやってくる。半年ぶりに娘のミャオに呼び出されたベテラン刑事、ジョン・ウェンだ。ミャオは恋人のナイトクラブ経営者、ウー・ジアンを紹介する。
そのときナイトクラブで暴力事件がおき、仲裁に入ったジョン・ウェンは、誰かに殴られ、その後拘束されていることに気づく。それが人質篭城事件のスタートだった。ひそかに拘束された部屋から出たジョン・ウェンは、事件の背後に、5年前の殺人事件があったことに気づく。人命重視のジョン・ウェンは、事件を解決するためにある決断をする。
(文/オライカート昌子)