モータルコンバットを10倍楽しむためのポイントとは

全米で人気のゲームの映画化作品、『モータルコンバット』は、最強戦士たちが集う熱い映画です。この映画を楽しむためのポイントを挙げてみました。

モータルコンバットとは
その残虐さゆえに日本では未発売のゲーム『モータルコンバット』が映画版として公開。日本から、真田広之、浅野忠信が中心的役柄で登場。アジア系の俳優が多く配置されているのも注目です。

モータルコンバットを楽しむポイントは

 

ポイント1 モータルコンバットと選ばれしもの

モータルの意味は、「死すべき運命」。つまり人間のこと。インモータルは死ぬ運命の人間と比較して、神をあらわしています。

モータルコンバットは地球の守護神も登場しますが、神と戦うのではなく、魔界の住人との戦いです。モータルコンバットは定期的に行われる格闘対戦トーナメント。トーナメントに参加するのには条件があり、ドラゴンのアザが身体にあること。ドラゴンのアザを持つ人物は”選ばれしもの”と呼ばれ、ドラゴンのアザを持つ人を殺すと、殺した側にドラゴンの痣が現れ、トーナメント参加資格が得られます。

今回の映画では、映画オリジナル登場人物としてコールという名の総合格闘技の戦士が登場しますが、彼は生まれつきドラゴンのアザを持っていました。生まれつきの”選ばれしもの”だったのです。その理由は、冒頭で明かされます。

ポイント2 純粋バトル映画の美しさ

純粋にシンプルに戦いの美しさを味わえるのが、格闘技映画。ここでは理屈もいらない、考える間もなく、ただ動きの妙を楽しめます。

バトルアクション映画は数多くありますが、モータルコンバットはゲームが原作ということもあり、1対1の原則があります。流れるようなコンバットシーンは見逃せません。

今回は特に、真田広之演じる白井流伝説の忍者ハサシ・ハンゾウ/スコーピオンのビ・ハン/サブ・ゼロとの戦いが特に見ごたえがあります。真田広之の殺陣は、速度、美など見ていてため息が出るほどです。

ポイント3 俳優陣のバランスとライバル意識

モータルコンバットのゲームオリジナルキャラクターたちの競演も見逃せません。今回は、日本を含めたアジア系がメインとなり、インターナショナルな俳優たちが、ライバル意識をデスバトルトーナメントで全開しています。

ポイント3 この映画には秘密がある? 陰謀論的キーワードの理由は?

個人的に一番驚いたのが、インターネットを深堀しなければなかなか知ることがない、ディープな、いわゆる陰謀論的キーワードが出てくること。ゲーム登場のキャラクターなのでしょうか?

レプティリアン
モータルコンバットの魔界側の刺客として、レプティリアンが登場。映画の中では、残虐モンスターです。

陰謀論的キーワードでは、地球の奥深く地下にいる(かもしれない)爬虫類人のこと。そんな存在いるわけないと断言できないところがあるのは、法隆寺の仏像にレプティリアンがいたり、レオナルド・ダ・ヴィンチが絵に残したりしていることです。

カバル
モータルコンバット内では、デスバトルトーナメントの参加者として登場

陰謀論的キーワードでは、隠れた支配層別名ディープステートの別名です。そんな存在いるわけないと思いがちかもしれませんが、トランプ大統領が演説で「打倒ディープステート」を公言していました。ディープ・ステートやカバルは、一般常識としても浸透し始めたキーワードですが、映画の中でこれほどはっきり単語が出てくるの初めてではないでしょうか。

子どもの人身売買
モータルコンバットでは、バトルが行われるライデン寺院の案内人として最初に登場する人間チームの選ばれしものの一人、リュウ・カンが、ドラゴンのあざを得ることになったきっかけを伝える会話で登場。

子どもの人身売買を取り締まることは、これもトランプ大統領がはっきり明言していることです。実は世界で広く起きている犯罪であることが知られ始めているのではというのが、インターネットなどで語られています。

映画の中では良く描かれる犯罪ですが、モータルコンバットのような娯楽作で言及されるのには少し驚きです。

ポイント4 ジェームズ・ワンが製作

わかりやすく、流れるような美しさが持ち味のジェームズ・ワンが製作者として参加しています。今や一流人気映画監督/製作者として活躍中。

『ソウ』シリーズの監督として名を上げ、『アクアマン』、『死霊館 』でさらに評価を上げています。彼の参加は、『モータルコンバット』をシンプルな娯楽作というよりは、A級クラスのテイストを感じさせるのに一役買っている印象があります。

オライカート昌子

モータルコンバット
6月18日(金)より、全国ロードショー
監督:サイモン・マッコイド
製作:ジェームズ・ワン(イェーイ!!)他
出演:ルイス・タン(コール・ヤング役)ジェシカ・マクナミー(ソニア・ブレイド役)ジョシュ・ローソン(カノウ役)浅野忠信(ライデン役)ジョー・タスリム(サブ・ゼロ役)真田広之(スコーピオン役)
2021年 アメリカ映画
原題:MORTAL KOMBAT
上映時間:110 分/スコープサイズ/2D /IMAX 2D /
5.1ch リニア PCM+ドルビーサラウンド7.1(一部劇場にて)
字幕:松崎広幸
映倫区分:R15+
配給:ワーナー・ブラザース映画

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