横道世之介 映画レビュー 公開日:2013年2月27日 映画レビュー(感想)/映画評論邦画青春 かつて『おにいちゃんのハナビ』(2010)の高良健吾について「作品ごとに常に初々しい」と書いた。これは映画評論家・野村正昭氏が、名優・大杉漣を評した発言のいただきである。非常に共感を覚えたので、これはという俳優には使 […] 続きを読む
ハーブ&ドロシー ふたりからの贈り物 レビュー 公開日:2013年2月26日 映画レビュー(感想)/映画評論 時というものは残酷だ。前作からわずか数年にも関わらず、ボーゲル夫妻は明らかに老いた。外出の際は車椅子が必須アイテムとなったハーブの口数がめっきり減ったことでも、それは顕著だ。ドロシーは「私の仕事は彼の面倒を見ること」と苦 […] 続きを読む
『世界にひとつのプレイブック』レビュー 公開日:2013年2月23日 映画レビュー(感想)/映画評論 ブラッドリー・クーパー演じる主人公のパットは、ある事件を起こしたことから、家も妻も仕事も失い、精神病院に入院してしまう。実際にストーリーが動き出すのは、母親が迎えに来て退院し、実家に戻るところから。 パットが、懸命に最悪 […] 続きを読む
『ゼロ・ダーク・サーティ』 レビュー 更新日:2013年2月23日 公開日:2013年2月18日 映画レビュー(感想)/映画評論 女が本気になると怖い。そして凄い。その事実をとことん描き尽くしたのが『ゼロダーク・サーティ』である。主演のジェシカ・チャステインも女性なら、キャスリン・ビグロー監督も女性。しかも題材は、オサマ・ビン・ラディン追跡作戦とい […] 続きを読む
『王になった男』映画レビュー 更新日:2013年2月18日 公開日:2013年2月15日 映画レビュー(感想)/映画評論 韓国で大ヒットを記録したイ・ビョンホン主演の宮廷絵巻。病床の王に代わって影武者を命じられた平民の男が、本物をしのぐ王となっていく物語。監督は『拝啓、愛しています』のチュ・チャンミン。共演は、『神弓』のリュ・スンリョン、『 […] 続きを読む
『きいろいゾウ』レビュー 公開日:2013年2月14日 映画レビュー(感想)/映画評論 西加奈子のロングセラー小説を廣木隆一が監督が映画化。キャストに宮前あおいと向井理を迎え、二人の初共演が実現した。 可愛い紙に包まれた苦いキャンディのような映画。象徴的なシーンが多いことやツマのキャラも含めて現実感が掴みに […] 続きを読む
『アウトロー』レビュー その2 公開日:2013年2月2日 映画レビュー(感想)/映画評論 見終えてすぐに、トム・クルーズもいずれ『エクスペンダブルズ』の一員になるのだろうかとはるかな未来を思った。これはもちろん褒め言葉だ。中野豊氏がご紹介くださったように、ジャック・リーチャーは余計なものを何も持たない流れ者 […] 続きを読む
『ももいろそらを』映画レビュー 公開日:2013年2月1日 映画レビュー(感想)/映画評論 テレビ番組「ASAYAN」のディレクターを務めた小林啓一の長編映画デビュー作。各国の映画祭で絶賛された注目の青春映画だ。思いがけず大金を手にしたことから始まる女子高生の毎日を、モノクロームの映像で綴る。 何てことのないエ […] 続きを読む
『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』レビュー 公開日:2013年2月1日 映画レビュー(感想)/映画評論 恋愛に年齢はない!と心から信じていても、そうなのかなあと不安に陥ることはないだろうか。忍び寄るタイムリミットへの恐怖に、愕然としてしまう夜はないだろうか。 そんな気分になってしまったら、『マリーゴールド・ホテルで会いまし […] 続きを読む
『アウトロー』レビュー 更新日:2013年2月2日 公開日:2013年1月30日 アクション映画レビュー(感想)/映画評論 ハイテク秘密兵器満載のスパイ映画から一転、今度のトム・クルーズ主演アクション映画のヒーローは、職にはつかない、居住を持たない、煩わしいものは持たない、人とは絶対繋がらない、証拠は信じない、法律は関係ない、悪は決して許さな […] 続きを読む