アフター・アース 映画レビュー 更新日:2013年6月29日 公開日:2013年6月22日 映画レビュー(感想)/映画評論 アフター・アースは、ウィル・スミス、ジェイデン・スミス親子が『幸せのちから』以来の共演を果たしたSF大作。不時着した星(それは人類がかつて放棄した地球)での壮大なサバイバルが描かれる。 ウィル・スミスが演じるサイファ・レ […] 続きを読む
スプリング・ブレイカーズ レビュー 更新日:2013年6月29日 公開日:2013年6月20日 映画レビュー(感想)/映画評論 スプリング・ブレイカーとは、春休みのこと。アメリカでは大学生が春休みにハメを外す文化が一般的で、水着やビキニの売上が上がるらしい。そんなスプリング・ブレイクを題材にした映画が、『スプリン・ブレイカーズ』だ。 なんとしてで […] 続きを読む
映画『華麗なるギャツビー(2013)』レビュー 更新日:2024年10月15日 公開日:2013年6月19日 映画レビュー(感想)/映画評論 アメリカ最高峰の小説と言われる、『華麗なるギャツビー』を再映画化。『ムーラン・ルージュ』、『オーストラリア』のバズ・ラーマン監督が、レオナルド・ディカプリオをジェイ・ギャツビー役に起用し、文芸作品には珍しい3Dの映像で艶 […] 続きを読む
『嘆きのピエタ』映画レビュー 公開日:2013年6月17日 映画レビュー(感想)/映画評論 母の二度の慟哭が、いつまでも私の耳に響いて離れない。 最初のそれは、ガンドに強姦されそうになって懸命に身を床にのた打ち回らせながらの絶叫であり、二度目は工場跡の闇に横たわらせた冷蔵庫の扉を開け、その中に縋りつくように号泣 […] 続きを読む
イノセント・ガーデン 映画レビュー その2 更新日:2023年2月26日 公開日:2013年6月13日 映画レビュー(感想)/映画評論 イノセント・ガーデンは、ミステリアスでエロティシズムな雰囲気がスクリーンから溢れでてきて、クラクラするほどの映画だった。限られた舞台、限られた登場人物が繰り広げる、衝撃的なストーリー。なのに美しい。 時折、息を止めてしま […] 続きを読む
『イノセント・ガーデン』レビュー その1 公開日:2013年6月13日 映画レビュー(感想)/映画評論 『オールド・ボーイ』の鬼才・パク・チャヌク監督が『ブラック・スワン』のスタッフと組んでハリウッドデビューを果たしたスリラー。広大な屋敷に暮らす母娘のもとに長年行方不明だった叔父が現れてから不気味な出来事が頻発する物語。キ […] 続きを読む
『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』レビュー 公開日:2013年6月13日 映画レビュー(感想)/映画評論 人生の中で個人的、かつ最大の転機が結婚(それに付随する離婚)なら、次の大きな転機は子供の存在だろうか。私がそう感じるだけのことかもしれないが。 デレク・シアンフランス監督は、『ブルー・バレンタイン』で、一つの結婚の形をリ […] 続きを読む
『リアル~完全なる首長竜の日~』レビュー 公開日:2013年5月26日 映画レビュー(感想)/映画評論 世界が注目する黒沢清監督の映画の怖さは、なんでもないシーンの異様さにある。壁を這う黒い影、ふわりと揺れるカーテン、テーブルからすべり落ちる新聞紙。今回の『リアル』で最初に感じる怖さは、室内ドアの周囲の壁が突然剥がれ落ち […] 続きを読む
『死霊のはらわた』レビュー 公開日:2013年5月10日 映画レビュー(感想)/映画評論 スプラッター映画の金字塔、サム・ライミ監督の『死霊のはらわた』のリメイクだからこそ、まずまずの出来では許されない。今回はプロデューサーに回ったサム・ライミは、そんなふうに思っていただろう。そんな心意気を、ちゃんと汲み取っ […] 続きを読む
『舟を編む』映画レビュー 公開日:2013年4月30日 映画レビュー(感想)/映画評論 小さなトラウマになっている記憶がある。市川準監督『トキワ荘の青春』(1996)の評を某映画雑誌に書いたとき、「愛惜」という言葉で讃えたところ、雑誌を見たら「愛情」に直されていた。辞書で見つけ、心をこめて書いた言葉だった […] 続きを読む