『プロジェクト・サイレンス』映画レビュー バディ・コンビが熱い!大型パニック・ディザスタームービー 更新日:2025年3月1日 公開日:2025年2月28日 映画レビュー(感想)/映画評論 韓国の大型エンターテイメント映画は必ず見たい。韓国の娯楽大作はプロの技の結晶でもあるし、観客が楽しむことを最優先して作っている。時にエンタメ大作が、名作と呼ばれることもある。『新感染 ファイナル・エクスプレス(16)』の […] 続きを読む
『石門』映画レビュー 門を通り抜けたときに残るものは? 公開日:2025年2月28日 映画レビュー(感想)/映画評論 映画には、入口と出口がある。映画『石門』は、入口と出口の落差に、普段とは違った感覚があった。ストーリーには、観客を強く引っ張るような仕掛けも大きな謎もないけれど、『石門』が連れて行ってくれるのは、よくある映画とは少し違う […] 続きを読む
『SKINAMARINK/スキナマリンク』映画レビュー 取扱注意 賛否両論ホラー映画 公開日:2025年2月21日 映画レビュー(感想)/映画評論 ホラー映画も、やり尽くした感があって、新しい恐怖(ホラー)はもうでてこないと思い込んでいた。それは早とちりだったね。 『SKINAMARINK/スキナマリンク』の恐怖は、作り物なのに作り物ではない。自分の中にある悪夢の恐 […] 続きを読む
『死に損なった男』映画レビュー リアリティが透けて見える 更新日:2025年2月27日 公開日:2025年2月21日 映画レビュー(感想)/映画評論 お笑いと幽霊。不思議な取り合わせだ。『死に損なった男』はヒューマンドラマとコメディ、ホラー(薄味)とアクション(もっと薄味)、そして人情が入り乱れる。まるで旅館の夕飯のようにいろいろな料理を豪華に並べてみせて、落としどこ […] 続きを読む
『あの歌を憶えている』映画レビュー 知性派俳優二人が見せる新しい姿は見逃せない 公開日:2025年2月21日 映画レビュー(感想)/映画評論 思い出すと心が落ち着く映画がある。『あの歌を憶えている』は、ゆったりとしたリズムが映画を支配している。往年のヒット曲「青い影」と重なり合い、いつまでもひたっていたい気分にしてくれる。 ニューヨークブルックリンが舞台。男女 […] 続きを読む
『ゆきてかへらぬ』映画レビュー 危険な題材と極楽な景色 更新日:2025年2月21日 公開日:2025年2月20日 映画レビュー(感想)/映画評論 大正時代は、モダンで自由な精神が息づいている。『ゆきてかへらぬ』は、三人の才能ある実在の登場人物とともに、第二次世界大戦前の日本を散歩している気分になれる。それは映画の造りに余裕があるからだ。『ゆきてかへらぬ』は、名匠・ […] 続きを読む
『ブルータリスト』映画レビュー 若者監督は骨太さと温かみで躍動する。 公開日:2025年2月19日 映画レビュー(感想)/映画評論 『ブルータリスト』は、甘美で大胆な大作映画だ。ポール・トーマス・アンダーソン監督の『ザ・マスター』や、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』に通じる骨太さある。色彩やカメラワークは個性的で豊かだ。どことなく官能的な空気感もあり […] 続きを読む
映画『ブルータリスト』 更新日:2025年2月16日 公開日:2025年2月15日 映画レビュー(感想)/映画評論 ブルータリストとは、なんぞや。 打放しコンクリートのように素材そのままの粗野な印象の建築群、だと。 ブルータリズムと呼ばれる建築様式は、戦後の復興計画の中で、 1950年代からイギリスで見られるようになってきていた。 そ […] 続きを読む
『セプテンバー5』映画レビュー 仕事人たちの無双の動きに目が離せない 公開日:2025年2月13日 映画レビュー(感想)/映画評論 『セプテンバー5』は、最上クラスの仕事人映画だ。仕事をしていく上での適切な動き、対応力のエネルギーがハンパない。1972年、西ドイツ(当時)ミュンヘンオリンピックで起きた事件の様子を全世界へテレビ生放送していく。スタッフ […] 続きを読む
『聖なるイチジクの種』映画レビュー イラン映画の凄みを見よ 更新日:2025年2月14日 公開日:2025年2月13日 映画レビュー(感想)/映画評論 イラン映画の魅力は、レベルの高さだ。ストーリーに演技、撮影術に芸術性。有名どころで言えば、映画評論家の淀川長治さんが高く評価した『桜桃の味』で有名なアッバス・キアロスタミ監督作品。私が最近うなった映画はアスガル・ファルハ […] 続きを読む