『ハリー・ポッター』シリーズと同じ魔法ワールドを舞台にした『ファンタスティック・ビースト』シリーズ最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』がいよいよ公開となります。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』をより楽しむためのポイントをチェック!
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生をより楽しむためのポイント
その1 狂騒の20年代
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生も、『ハリー・ポッター』シリーズと同じ”魔法ワールド(ウィザーディング・ワールド)”で繰り広げられます。『ハリー・ポッター』シリーズが現代だったのに対して、ほぼ100年近く前の1920年代半ばを舞台にしています。
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』でニュート・スキャマンダーが、仲間やファンタスティックビーストたちと活躍がする1920年代半ばとは、どのような時代だったのでしょうか。
第一次世界大戦後であり、アメリカでは禁酒法の時代でもあります。”狂騒の20年代”とも呼ばれていて、ジャズやフラッパー、アールデコなどがキーワード。大量生産・大量消費の時代が始まり、ファッションも女性の長いスカートが短めになり、現在により近くなってきます。
ファシズムもまもなく台頭。狂騒と暗さが混在するその時代背景を知ると、”黒い魔法使い”グリンデルバルドのことも理解しやすくなりますよね。
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では、ニューヨークからスタートして、ロンドンやパリが舞台となりますが、ホグワーツ魔法魔術学校も登場。ホグワーツ魔法魔術学校は現代とほとんど変わらない姿を見せてくれて、なぜか懐かしさを感じます。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生をより楽しむためのポイント
その2 登場人物が織りなす複雑なダンス
友情と愛情が複雑に絡む、前作から引き続いての4人の主要登場人物
ニュート・スキャマンダー
主役を張るのは、魔法動物学者のニュート。前作の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の後、「幻の動物とその生息地」を書き上げ、ベストセラー作家になっています。
魔法動物の保護を第一に考える優しさを持ち、同時に自分らしさは決して失わない強さを持っています。魔法を使う場面では魔法動物が最終兵器になります。意外な人物から重要な任務を与えられ、ロンドンからパリへ向かいます。
今回は、ホグワーツ時代のあの制服を着た、ニュートも特別出演します。
ティナ・ゴールドスタイン
ティナは、今回は最初からは登場しません。というのも、ニュートと再会の約束をして、文通を続けていたのに、ひょんなことから誤解が生じて、連絡を絶ってしまったから。
法の番人としてマクーザに復帰。現在は闇祓いとして活動しています。
ジェイコブ・コワルスキー
唯一のマグル(ノーマジ=人間)として登場するジェイコブは、ティナの妹のクイニーと愛を育んでいて、突然クイニーとともにロンドンのニュートのところに現れます。今回もニュートの良き相棒として、活躍してくれるのでしょうか。クイニーとの愛の行方も気になります。
クイニー・ゴールドスタイン
共感能力で相手の心を読む開心術の使い手。前作でノーマジのジェイコブと恋に落ちてしまいますが、ノーマジと魔法使いの間の恋は決して許されない危険なもの。クイニーはある方法で、ジェイコブとの恋を成就させようとしますが、それをニュートに止められてしまいます。彼女が次にとった方法はさらに危険に満ちているかも。
前作から引き続いてのダークな二人
ゲラート・グリンデルバルド
ヴォルデモート卿が登場するまで最強・最悪の闇の魔法使いと言われたグリンデルバルドは、前作のラストでマグートに逮捕されてしまいます。今作のオープニングで派手な逃亡劇を演じ、パリに姿を現します。柔らかな物腰ながら、「より大きな善のために」をモットーに 危険な思想を実現するために非情さを厭わないゲラート・グリンデルバルドは、ダークな存在感で映画を引っ張ります。
クリーデンス
前作で、オブスキュリアン(魔力を封印している魔法使い)と判明したクリーデンスは、前作で死んだと思われていたものの、パリの見世物小屋の下働きとして生き延びており、彼の存在が『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のストーリーを引っ張る大きな要素となります。前作以上に不気味な存在感を増しているのもポイント。
新登場キャラクター 映画のカギとなるのは誰?
アルバス・ダンブルドア
ホグワーツ魔法魔術学校の最強校長先生として『ハリー・ポッター』シリーズには欠かせないダンブルドアですが、今回はまだ若く未熟な先生としてフレッシュな魅力を見せてくれます。グリンデルバルドとの因縁も『ファンタスティック・ビースト』シリーズの今後にかかわってくる予感も感じさせます。
ニュートやリタ・レストレンジのホグワーツ時代の恩師としての登場もあり。
リタ・レストレンジ
前作では、ニュートの部屋に写真のみの登場をしていたリタ。ホグワーツ時代には、ニュートの同級生でもあり、アウトサイダーとして心を通わせていた二人。今回の映画では、魔法省でニュートと不意の再会をしますが、なんとニュートの兄のテセウス・スキャマンダーと婚約していました。
今回の映画はリタの過去とともに彼女の決断が映画の大きな見どころとなっています。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生をより楽しむためのポイント
その3 新登場もあり!魔法動物(ファンタスティックビースト)たち
可愛いいのやら不気味なのやら、武器として有能な動物な、ファンタスティックビーストたちの活躍も映画をより楽しくするための要素の一つ。今回登場のファンタスティックビーストたちは?
ボウトラックルのピケット
木の棒にもナナフシにも見える、ボウトラックのピケットは、ニュートのポケットが定位置。ピッキングが得意。
ニフラー
ファンタスティック・ビーストシリーズ一のなごみキャラ、ニフラーは、モグラに似たキラキラ大好きビースト。今回も大活躍。
ズーウー
巨大な猫に似たビーストのズーウーが、今回、一番目立つキャラクター。獰猛と可愛らしさが同居するところに不思議な魅力を持っています。サーカスで虐待を受けていたところ逃げ出して、街中でひと暴れしているところ、ニュートに出会い、助け出されます。
ケルピー
ニュートのスーツケースの中に住んでいる水中巨大ビースト。全身藻のような長い毛があり、馬のようにも見える。手なずけるのがなかなか難しい。
河童
ちらりと河童も登場。かなり不気味。
マタゴス
フランスの魔法省で警備のしごとをしている無毛の猫型ビースト。攻撃されると増えていく。
セストラル
死を間近に目撃したものしか見えない天馬。ハリー・ポッターシリーズにも登場している。骨ばった黒色の馬にドラゴンのような翼が生えている。オープニングで登場。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
(c)2017 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights
2018年11月23日(金・祝)3D/4D/IMAX同時公開
配給:ワーナー・ブラザース映画
オフィシャル・サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/fantasticbeasts/