最新映画で公開中のおすすめベストランキングを発表します。2018年も三月。春休みの話題の映画が続々公開されています。映画館へ行って、どれを見ようか迷ったときには、ぜひ、参考にしてくださいね。今回は、4位、5位を発表!
修道士は沈黙する 最新おすすめ映画ランキング
最新映画のおすすめベスト映画は、イタリアのミステリー・サスペンス映画、『修道士は沈黙する』です。
監督は、『ローマに消えた男 』(2013)や、『そして、デブノーの森へ』(2004)のロベルト・アンドーです。『ローマに消えた男』でイタリアの政界を描いたロベルト監督が今回描くのは、G8(先進国財務省会議)が行われる、バルト海に面した貸切リゾートホテル。
登場人物は、G8の財務大臣たち。そこで起きた不可解な自殺事件に、ゲストとして呼ばれていた修道士が参考人として注目を浴びます。果たして、自殺の真相は。財務省大臣たちの会議の目的とは。
修道士が精神主義や宗教など、目に見えないものの世界。そして財務省大臣たちの物質的刹那的快楽主義。その二つが対立する様子は見ごたえがあります。
修道士の沈黙の戒律や散歩、かすかなユーモアなども心に残る作品です。世界の金融事情が激変しそうな今こそ、見て欲しい作品。
『修道士は沈黙する』は、ちょっと変わった映画が好きな人や、人生を新しい目で見たい人に特におすすめ。映画は楽しいだけじゃない。新鮮な目を与えてくれる効果もあるのです。
トゥームレイダー ファースト・ミッション 最新おすすめベスト映画ランキング
最新映画のおすすめベスト映画ランキング次は、2000年代にアンジェリーナ・ジョリー主演作としてヒットしたゲーム原作のリブート作品、『トゥームレイダー ファースト・ミッション』です。
アンジェリーナ版との一番の違いは、今、注目したい北欧グループが席巻する映画だということ。一時はイギリスやアメリカの専売特許だったようなミステリ小説が、いまや北欧ミステリの時代と思えるほど人気を集めています。それと比例するように、娯楽映画界も北欧グループがなくてはならないものとなりました。
主演のアリシア・ヴィカンダーはスウェーデン出身。そして監督はノルウェー出身ののローアル・ユートハウグ。『THE WAVE/ザ・ウェイブ 』(2015)で人気を博しています。
北欧映画というと暗くて暮らしに密着したしんみりとした映画というイメージを持っていましたが、最近は独特の感性と圧倒的な娯楽性を兼ね備えた映画が増えている気がします。
『トゥームレイダー ファースト・ミッション』の場合は、ララ・クロフトの個性が一番特徴的です。自転車便のバイトをしながら、キックボクシングの道場に通う青春。そこには、恋や愛の甘ったるさが入る隙はなく、ひたすらストイック。
彼女が父の行方を追って、旅に出ますが、ストイックさ、勇気、まっすぐな意思などが心に残る上、次々繰り広げられる大掛かりなアクションにも説得力があります。見ると、楽しいだけでなく、心も洗われるような気分になるかも。
アクションで心を浮き立たせたい人、清清しい気分になりたい人におすすめです。
修道士は沈黙する
2018年3月17日(土)より、Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー
修道士は沈黙する 公式サイト http://shudoshi-chinmoku.jp/
トゥームレイダー ファースト・ミッション
オフィシャル・サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/tombraider/