10位 ミロクローゼ
石橋義正監督のラブファンタジー。花屋に勤めていたユリ(石橋杏奈)に一目ぼれし、ユリの気をひこうとしたタモン(山田孝之)。そんなある日、ユリが強盗に連れ去られ、姿を消すことに。タモンはユリを探しているうちに、時空を越え、波乱万丈の冒険の旅に。
ペドロ・アルモドバル監督が描く愛と狂気の官能ミステリー。人工皮膚研究の科学者ロベル・レガル(アントニオ・バンデラス)は、亡き妻そっくりの美女(ベラ・クルス)を自宅に監禁していた。予測がつかないストーリー展開でロベルをめぐる衝撃の秘密が描かれる。色彩美にあふれたヴィジュアルにも注目。
「ダークナイト」の続編でクリストファー・ノーラン監督版“バットマン”三部作完結編でもある。狂気のテロリスト“ベイン”によって破壊される故郷ゴッサム・シティを目にしたことで、8年の沈黙を破りバットマンが立ち上がる。
7位 ミッドナイト・イン・パリ
アカデミー賞脚本賞を受賞した、ウディ・アレン監督最大のヒット作。ハリウッドの売れっ子脚本家から小説家へと転身を図るギル(オーウェン・ウィルソン)は、婚約者と来たパリに魅せられるうち、迷子になってしまう。そして、旧式のプジョーに乗せられて1920年代のパリへ…。
アカデミー賞受賞を初め、2011年の賞レースを総なめにしたミシェル・アザナヴィシウス監督作品。ハリウッド黄金期を舞台に白黒、かつサイレントのスタイルで描いた異色のロマンティック・ストーリー。
5位 レ・ミゼラブル
「英国王のスピーチ」でアカデミー監督賞に輝いた英国期待の俊英トム・フーパー監督が、世界中で大ヒットした傑作ミュージカルを豪華キャスト・圧倒的スケールで映像化したエンタテインメント。
4位 フランケンウィニー
ティム・バートン監督が、84年の同名短編フィルムをストップモーション・アニメで長編化。白黒3Dで描いたファンタジー・コメディ作品。孤独な少年が、愛犬の亡骸を禁断の実験で生き返らせたために町中で大騒動が起きてしまう。
3位 クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち
フレデリック・ワイズマン監督が描く、パリを代表するナイトクラブ“クレイジーホース”の全貌に迫るドキュメンタリー。アーティスティックなヌードショーの舞台裏に加え、リハーサルや生々しいオーディション風景などに潜入する。
ノルウェーの俊英、マリウス・ホルストが描く、衝撃のサスペンス・ドラマ。ノルウェーの孤島“バストイ”に1900年から1970年まで実在した少年矯正施設が舞台。1915年に実際に起こった少年たちの大規模な反乱事件、脱走事件の顛末が描かれている。
1位 ライク・サムワン・イン・ラブ
イラン人の監督アッバス・キアロスタミが、日本人のキャストとスタッフで作った日仏合作のドラマ。舞台は日本で、主演は奥野匡、共演に高梨臨、加瀬亮。カンヌ国際映画祭パルムドールノミネート作品。
池辺麻子