All Rights Reserved.
もともと舞台劇のため、会話中心で動きが少ない。学術的レベルが高すぎるのか理屈で観ようとすると着いていくのが苦しいが、感覚的に観るとなかなか興味深く、繰り返し観ることで分かってくることも多そうだ。
キーラが演じるザビーナ・シュピールラインは実在の女性で、彼女に関する著書も多いら
しい。ユングはザビーナにフロイトの提唱する新しい治療法を実践するが、聡明で知的な
彼女はユングに積極的に接近。妻の居るユングはとうとうザビーナと禁断の関係を結んでしまう。彼女を愛することで客観的になれなくなってしまったユング。やがてその見解がフロイトと対立することになっていく。
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ファスベンダーとモーテンセンは落ち着いた演技で、際どいテーマを扱う本作に品格を持たせている。キーラは前半、崩壊寸前の熱演(適役過ぎて逆に不安)。当時の衣装や調度
品など、美術面にも注目。 (池辺麻子)
危険なメソッド
10月27日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開
公式サイト http://www.dangerousmethod-movie.com/