7月20日(金)から公開となったBLEACHは、2018年の夏休み映画の目玉のひとつ。極上なエンターテイメント作品です。BLEACHを3倍楽しむためのみどころを紹介します。

BLEACHとは

BLEACHは、久保帯人の『週刊少年ジャンプ』連載の人気ヒット作品。2001年36・37合併号から2016年38号まで連載されました。シリーズ累計発行部数は、1億2000万部となっています。アニメTVシリーズや、劇場版アニメ作品も人気を博しました。

BLEACHは、ホラーとアクション、ファンタジー、学園ものがミックスされた世界観が独特。今回初めての実写版BLEACHのメガホンをとったのは、『アイアムアヒーロー』(2015)で、世界三大ファンタスティック映画祭で受賞した佐藤信介監督。この作品は、アニメーション映画に劣らないどころか、かなりハイテンションでスケール感たっぷりなな作風が特徴です。

BLEACHのあらすじ

高校生の黒崎一護は、霊が見えるという特技を持っていた。ある日、家族が“虚(ホロウ)”と呼ばれる悪霊に襲われる。そこへ謎の少女が現れた。少女の名は、朽木ルキア。、自らを“死神”だという。彼女は一護に代わって、“虚(ホロウ)”と戦うが反撃され、瀕死の状態に陥る。彼女に残された手段は一つ、自分の死神の力を、死神代行として、一時的に一護に与えることだった。

死神代行となった、一護は、なんとか虚を退治することができたが、まだ彼のパワーが足りず、ルキアは一護から死神の力を取り戻すことができなくなってしまった。もし無理やり力を取り戻そうとすれば、一護は死んでしまう。ルキアは、一護のクラスメイトになりすまし、一護のパワーを増すための特訓を開始する。ルキアに力を返せるようになるまで一護は、死神代行としての“虚(ホロウ)”を退治する努めを果たすことに。だが彼の前に立ちふさがったのはさらに強力な敵。想像を絶する戦いに直面にすることになる。

BLEACHのみどころチェック

BLEACHのみどころチェック その1 ホラーファンタジーと学園コメディの大胆な融合

BLEACHといえば、お洒落(オサレ)とも称されるように、どこかしらスタイリッシュなところが持ち味。幽霊が出てきたり、死神がでてきたりしても、陰気臭さはありません。実写版『BLEACH』の課題は、その独特なテイストをどれだけ観客に伝えることができるのかというところ。このあたりも、おどろおどろしさを抑えて、スマートな描写に徹しています。

ギャグパートもやり過ぎず、少な過ぎず、その適度さに好感が持てます。前半の世界観紹介の部分も、ウサギの漫画で上手く説明していて、複雑な世界をすっきりと紹介。最後にマンガの描き手がわかるところで思わずニヤリとしてしまいます。

BLEACHのみどころチェック その2 ハリウッドも越えた?!爽快大規模アクション

一番驚かされたのが、とことんやるそのアクションシークエンスの物量的スケール感。見ていて、これは『アベンジャーズ』を超えているのでは? と思ってしまったぐらいです。長さも仕掛けの多さももそうですが、アクションの裏にある物語性を感じさせる部分が秀逸。

BLEACHのみどころチェック その3 一護を演じた福士蒼汰の殺陣の凄さにも注目。

背が高く絵になる福士蒼汰の殺陣は一見の価値あり。現代物ではそれほどパッとしなかった彼ですが、最近ソードアクション系(チャンバラ)を演じることが増え、唯一無二の存在になりつつあります。

最初は、『無限の住人』、そして前回は『曇天に笑う』。作品ごとに冴えを見せてくれています。前回作品の『曇天に笑う』の殺陣も相当見ごたえがありましたが、今回はさらに魅力を増しています。

BLEACHのみどころチェック その4 特訓シーンも面白く見せる工夫がニクイ

世界観を伝えるウサギのマンガもそうですが、作品の隅々に面白く見せる工夫があるのが実写版『BLEACH』。剣の特訓シーンも例外ではありません。『ベスト・キッド』や、『ロッキー』を思わせるチャーミングなシーンとなっています。

BLEACHのみどころチェック その5 主演級スターの大盤振る舞いが映画を豪華に

えっ? 長澤まさみが出演してる? と驚いてしまったのですが、江口洋介や、最近売り出し中の吉沢亮まで出演していて、普通は主演級の脇役陣が豪華です。それぞれ、出演時間こそ、決して多くはないのですが、作品の雰囲気を決め、シーンの引き締め方はさすが。そういう細かい配慮が、作品のテーマを深めるポイントとなっています。

BLEACHのみどころチェック その6 人を守りたい思いと切なさ

登場人物一人ひとりが大事な人(大事な人でなくても)を守りたいという思いにあふれていて、作品に温かさを与えています。人に勝つために戦うのではなく、守るために戦うことを強調しているところもポイント。そして、守るがために別れなくてはならないときもあることが泣かせます。

コミック原作映画が乱発された時代を経て、日本映画も、コミック原作映画も新時代を迎えています。新時代の特大エンターテイメント『BLEACH』は、の夏の必見映画です。

(オライカート昌子)

実写版 BLEACH 作品情報

(C)久保帯人/集英社 (C)2018映画「BLEACH」製作委員
7月20日 全国ロードショー
監督:佐藤信介
原作:久保帯人 (集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
キャスト:福士蒼汰(黒崎一護)、杉咲花(朽木ルキア)、吉沢亮(石田雨竜)、真野恵里菜(井上織姫)、小柳友(茶渡泰虎)、田辺誠一 (浦原喜助)、早乙女太一(阿散井恋次)、MIYAVI(朽木白哉)、長澤まさみ(黒崎真咲)、江口洋介(黒崎一心)
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/bleach-movie/