公開中の映画『闇金ウシジマくん』の高校生100人を迎えたティーチ・イン試写会の模様をレポートします。主演の山田孝之さん、共演の大島優子さん、そして山口雅俊監督が登壇し、高校生たちの質問に答えました。
『闇金ウシジマくん』とは
コミック累計600万部、2011年小学館漫画賞を受賞した漫画家・真鍋昌平原作の「闇金ウシジマくん」は、2010年10月よりテレビドラマ化。さらにスケールアップした映画化作品となった。『闇金ウシジマくん』あらすじ
法外な利息の闇金業者「カウカウファイナンス」の社長の丑嶋は、冷徹で非情な取り立てで、債務者を借金地獄へと送り込んできた。ミコもその一人。ミコは母の借金を肩代わりし、出会いカフェのバイトを見つけた。ミコの知り合いの純は、今人気のイベントサークルの代表。純はイベントへの投資を頼むため出かけたセレブのパーティで、丑嶋に出会う。丑嶋に会ってしまったのが運の尽き。二人にどんな運命が待ち受けているのか。金と欲望に満ちた壮絶なドラマが始まる。
生きることの大切さや美しさを学べる作品
大島優子さんは「生きることの大切さや美しさを学べる作品。特に高校生の皆はいろいろと悩みながら生きていると思うけど、自分の道しるべを見つける作品であったらいいと思います」と語りました。
山口雅俊監督は、「過激でダークな作品なので消化しきれない部分もあるかもしれない。みんな（同席の高校生たち）が将来、お金や社会と関わっていくことになるけれど、ガムシャラに生きることの難しさが伝わればと思う」と語りました。
映画の中のように、人生で追い込まれた経験は？ と聞かれ、山田孝之さんは「ボクはいつも追い込まれています。今も追い込まれています（笑）。でも、それでいいんです」
大島優子さんは「私は盲腸と喉の手術を一年に二回したとき。既にAKBのメンバーだったので、この手術で自分の居場所がなくなってしまうんじゃないかと怖くなりました」と語っていました。
人気ものになりたかったらバカをやれ
お二人にとって家族とは？ という質問に、山田孝之さんは「母と姉とは、誕生日を含めて年に4回は会ってます。家族が何かとは言えないけど、大切なものです」と答え、大島優子さんは「信頼と支え。決して崩れない絆です」と答えていました。
次に山口雅俊監督から高校生たちに逆質問がありました。「ウシジマは正しいか、犯罪者か？」という質問に、高校生たちのほとんどは、「ウシジマは正しい」ということに挙手しました。
自分にとっての“何か”をみつけるためにはどうしたらいいですか？ という質問に、山田孝之さんから「今好きなことは何ですか？」から逆に質問、高校生は「映画や人としゃべること」という答えが。
山田さんは「じゃ、そこを活かしていきましょう」とエールを送り、大島さんは「好きなことを仕事にできた私は、稀だし恵まれています。興味のあることに飛び込んでいけば、何をすべきか分かっていくかも」とアドバイスしました。
最近買った大きな買い物は？ という質問に、山田孝之さんは、「車買いました。欲しいものができたら、貯め込まないで使うタイプです。でも、東京都に住んでるだけでいろいろかかるんですよ。大変ですよ」と答え、大島優子さんは「最近、実印買ったんです。自分の名前が入った印鑑を買うって重みがありましたね。大人になった感じがしました」と答えていました。 （取材：池辺麻子）
闇金ウシジマくん
8/25（土）新宿バルト9ほか 全国ロードショー
(C) 2012真鍋昌平・小学館／映画「闇金ウシジマくん」製作委員会
公式サイト： ymkn-ushijima-movie.com
公式Facebook： http://www.facebook.com/ymkn.ushijima.movie
公式Twitter： https://twitter.com/#!/ushijima_movie
配給：Ｓ・Ｄ・Ｐ
出演：山田孝之 大島優子 林遣都 崎本大海 やべきょうすけ
岡田義徳 ムロツヨシ 鈴之助 内田春菊 市原隼人 片瀬那奈 黒沢あすか 新井浩文
原作：真鍋昌平 「闇金ウシジマくん」(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)
監督：山口雅俊
脚本：福間正浩 山口雅俊
