マッツ・ミケルセンが日本にやってきた

(C)2016 Marvel.
日本での公開をお祝いしたいということで、『ドクター・ストレンジ』の最強の敵、カエイシリウス役を演じた、北欧の至宝、マッツ・ミケルセンさんが急遽来日しました。その初日舞台挨拶の模様を詳細レポートします。

会場は今まで見たことのないほどの盛り上がりと、多数のマスコミで溢れかえっていました。闇の魔術に魅せられ、エンシェント・ワンの教えに背いたカエシリウスですが、素顔のマッツさんは、素朴でスマートな紳士でした。「こんにちは」と、挨拶すると会場が歓声に包まれました。

「こんなにたくさんの人が『ドクター・ストレンジ』を見に来てくれたことに感謝します。40年前、僕がまだ10歳のとき、僕の人生はマーベルコミックスを読むことと、ブルース・リーにいかになるかでいっぱいでした。40年後に、この『ドクター・ストレンジ』の監督、スコットから電話がかかってきて、マーベル映画で、フライイングカンフーをやらないかと言われたとき、心から、子供のころからの夢が叶ったと思いました。

マッツ・ミケルセンの画像
『ドクター・ストレンジ』は、マーベルの作品の中でもとっても特別な作品で、マーベルでも今まで見たことのないようなキャラクターたちが登場します。5年前であれば、こうったグラッフィクノベルをこういう形で作り上げることはできなかったと思います。作っていて、とても楽しい作品でした。皆様にも楽しんでいただければと思います」とマッツ・ミケルセンさんは語りました。

日本の感想については、「今回も楽しんでおります。光栄にも日本の伝統的な、屋形船に乗ることができたし、お寺の住職桟にもお会いしました、またゲームクリエーターの小島秀雄さんにもお会いし、彼の素晴らしいスタジオにもお邪魔しました。一番おいしい日本食もたくさんいただいております。仕事ももちろんしていますが、一時間くらいはね」と答えていました。

『ドクター・ストレンジ』で彼が演じる闇の魔術師、カエイシリウスについては、「世界をより良い場所にしたい、飢餓がない世界にしたい、と願っています。しかし、その手段にちょっと問題がありました」

マッツ・ミケルセンの画像マッツさんは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』にも出演しています。「『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のデススターに関して僕が責任があるということに少し罪悪感を感じることもありますが、誰かの手により作られなければならなかったですからね。こどものときには、僕が役者になるとは思ってもみませんでしたが、マーベルとスター・ウォーズが大好きな子供でした。僕はデンマーク人でアメリカ人ではありませんので、この二つの大作シリーズに出演しているということはシュールに感じます」

どうしてそんなにカッコいいんですか? 世界中の人を魅了するつもりですか? という質問に「お刺身とお味噌汁が僕の秘密です」と答え、笑いを誘っていました。「プライベートで素敵にジャージを着こなしていらっしゃいますが、かっこよく着こなすポイントは?」という質問に、「ただ着るんじゃダメなんです。それを着てワークアウトをしなければなりません」と答えていました。

撮影中のドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチさんとのエピソードについては、「ベネディクトさんは、撮影中に子供が生まれたばかりで、二ヶ月のときに、現場にお子様を連れていらしたのですが、その時点では、僕らはその赤ちゃんのことを知り抜いていました。というのも、ベネディクトは、朝晩、トレーラーで、スカイプで赤ちゃんと二時間も遊んでいたからです。だから赤ちゃんがやってきたときには、よく知っていたわけです」と答えていました。

カエシリウスの目元のメイクには驚きましたが、マッツさんはいかがですか? という質問に「最初は毎日3時間メイクかと、うんざりする気持ちがありました。ですが、朝4時にトレーラーに入って、メイクをされている間、目を閉じて心を静めることもできたし、その日やることを静かに考えることもできたので、かえってよかったです。それに、作品内では、あのメイクはとても効いていたんです」と答えていました

魔術がひとつ使えたら?という質問に、「飛びたい、飛ぶのはとてもクールだと思います」とのこと、休日の日は、たくさんのスポーツをします。テニス、自転車、バスケなど。自分がしてないときはスポーツ観戦していますと、答えていました。

日本語吹き替え版で、エンシェント・ワンを演じる、樋口加南子さんと、カエシリウス役の吹き替えをする井上和彦さんが登場。舞台は華やかな雰囲気に包まれました。マッツ・ミケルセンさんの素朴なお人柄にさらに魅了されたファンが多いのではないでしょうか。

(取材・文/オライカート昌子)

ドクター・ストレンジとは

『ドクター・ストレンジ』は、『アイアンマン』や『アベンジャーズ』を生み出した、マーベルスタジオの最新作。『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズとしては14番目の作品。監督のスコット・デリクソンは、『ヘルレイザー/ゲート・オブ・インフェルノ』 (2000)、『NY心霊捜査官 』(2014年)などの作品がある。

『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズ
『アイアンマン』(2008年)
『インクレディブル・ハルク』(2008年)
『アイアンマン2』(2010年)
『マイティ・ソー』(2011年)
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)
『アベンジャーズ』(2012年)
『アイアンマン3』(2013年)
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013年)
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年)
『アントマン』(2015年)
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)
『ドクター・ストレンジ』(2016年)

ドクター・ストレンジあらすじ

上から目線の天才外科医、スティーヴン・ストレンジは、ニューヨークで輝かしいキャリアを築き上げ、派手な生活を送っていた。その日々はある日交通事故に遭遇したことからあっけなく終わってしまう。外科医としては致命的な傷を両方の手に負ってしまったのだ。お金の続く限り何度も手術を繰り返し、元の生活に戻ろうと試すものの、手は直ることはなかった。

最後の願いをカトマンズの修行場カマー・タージに求めたスティーブンは、古の魔術を操る指導者エンシェント・ワンと巡り会う。過酷な修行を重ね、ついに魔術師の能力を開花させる。そのとき彼の前に魔術の力で世界を破滅に導こうとする闇の魔術師カエシリウスが立ちふさがった。スティーブンは、人類を守り抜くことができるのか。

ドクター・ストレンジ
原題: Doctor Strange 監督:スコット・デリクソン
出演:ベネディクト・カンバーッチ /ティルダ・スウィントン/レイチェル・マクアダムス /キウェテル・イジョフォー /マッツ・ミケルセン
全米公開: 2016 年 11 月 4日 配給:ウォルト・ディズニージャパン
ドクター・ストレンジ 公式サイト http://marvel.disney.co.jp/movie/dr-strange.html
2017年1月27日(金)全国ロードショー