三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船の画像
(C)2011 Constantin Film Produktion GmbH, NEF Productions, S.A.S., and New Legacy Film Ltd. All rights reserved.
ハリウッドで日本の時代劇に相当するジャンルがあるとすれば、西部劇だろうか。最近の西部劇の再興ぐあいは目をみはるほどだし、『ランゴ』や『カウボーイ&エイリアン』のようにヒット作も続々と生まれている。

でもわたしたちが考える時代劇に近い映画といえば、銃ではなくてやっぱり剣の闘いだ。ヨーロピアン的時代劇だって見たいファンも多いはず。そんな期待に応えたのかどうなのか、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』は、久しぶりの爽快エンターテイメント系の歴史劇となった。

しかも3D。監督は『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソンだ。派手で豪快で楽しい。みどころもたっぷりある上、出演陣も何本も映画ができそうなほど豪華だ。ダ・ヴィンチや飛行船などを加味し、何度となく作られてきた『三銃士』映画を新たに蘇らせた意欲作でもある。

三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船の画像
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だが出演陣が豪華すぎるせいか、主役のダルタニアンの存在がかすみがちなところが気になった。『3時10分、決断のとき』で頭角を現し、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』で主役を張っただけあって、実力もあるし華もあるのだが、周囲の伊達じゃない存在感の持ち主たちの間では、最初から最後まで若造だ。

反対に大活躍なのが監督の奥さんでもあるミラ・ジョヴォヴィッチ演じる謎の女ミレディ。映画のおいしいところを一人で持っていった感がある。三銃士のリーダー、アトスとの詳しいいきさつは、続編待ちのようだ。憎憎しくバッキンガム公爵を演じるオーランド・ブルームは新境地を開拓。今後の活躍が楽しみになった。

『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』は、ファミリーエンタテイメントとしてはかなり楽しめる快作。続編も作られるようにヒットして欲しい。

三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
キャスト:ローガン・ラーマン (ダルタニアン)/ ミラ・ジョヴォヴィッチ (ミレディ)/ オーランド・ブルーム(バッキンガム公爵)/ マシュー・マクファデイン (アトス)/ レイ・スティーヴンソン(ポルトス) /ルーク・エヴァンス (アラミス)
監督:ポール・W・S・アンダーソン
配給:ギャガ
10月28日(金) 3D・2D同時公開
 公式サイト  http://34.gaga.ne.jp/

(オライカート昌子

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