キラー・エリートの画像
(C)2011 Omnilab Media Pty.Ltd.
絵になるオヤジのマジな饗宴(共演)は見応えあり

キラー・エリート 作品情報・あらすじを読む

キラー・エリートは、実話の映画化という触れ込みだが、ホントなの? と思ってしまうほど映画的なシーンとアクションが目まぐるしく展開していくアクション/サスペンスだ。豪華スター共演については、深く納得できる。ジェイソン・ステイサム、ロバート・デ・ニーロ、クライブ・オーウェンは、三者三様、それぞれの一番いい所を見せてくれる。これは間違いない。

まず、主役のジェイソン・ステイサム。新時代のアクションスターとして、今や安泰な地位を確立。主演作が途切れなく公開されるところから見ても、今後の映画界を背負っていく人材なのは確実なところ。飛び込みの選手、ファッションモデルから悪役、そして遂にアクションスターとして花開いたキャリアのステップアップも興味深い。

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髪の毛の薄さ、背も低く鼻声という外見を補うアクションの切れ味や演技の安定感も抜群。ひとつひとつの仕草が絵になるのだ。キラー・エリートで見せる格闘シーンは黒豹のようにしなやかで美しい。

一方、演技派クライブ・オーウェンは、刑事コロンボ並みにしつこくしたたかな粘り気のある演技で敵対者を演じる。ジェイソン・ステイサムとクライブ・オーウェンが格闘しあうシーンは、特に密度の濃さに圧倒される。

近頃老人役やコメディの脇役に甘んじていたことの多いロバート・デ・ニーロに至っては、本領を発揮。くたびれ気味の殺し屋を嬉々として演じている。この老練な存在感も忘れがたい。

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この三人だけでなく、殺し屋チームもいい味を出している。特に調査・偵察をするデイヴァスを演じたプリズン・ブレイクのリンカーン役でもお馴染みのドミニク・パーセル。飄々とした演技は、重厚なテイストを一瞬で和らげる軽妙さで映画を彩って楽しい。

実話にインスパイアされた殺し屋の映画だからって、シリアスなしかめっ面ばかりじゃつまらないと言わんばかりだ。
(オライカート 昌子)

キラー・エリート
2012年5月12日(土) 新宿バルト9他全国ロードショー
オフィシャルサイト http://killer-elite.jp/

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